戦略は、やらない95%を捨てた状態【前を向いて歩こう308】



はい、皆さんこんにちは。
前を向いて歩こう、今回は「戦略は、95%の無駄を捨てた状態だ」このようなテーマでお話をしてみたいと思います。

戦略というのは、今現在時点があって、皆さんが目指す目的地があります。
その目的地まで向かう道筋を、ある程度簡略化して示しているのが戦略です。
どこを通ってどのようにして目的地に到達するか。
これは、最も効率よく、あるいは犠牲を少なくより確実に目的地に到達できるか。
こういったことを目指して日々努力するわけです。
この目的が例えば会社の発展であるとか、あるいは業績アップでも良いですし、あなたのキャリアアップ等色々なことがあります。

社長になるとか会社を興すとか、ビジネスで成功するとか、あるいは簿記検定1級などの資格試験に受かる、何でも良いです。
色々な目標があると思います。
例えば、芸術作品を描いて世に出して多くの人に見てもらう、とか何でも良いのです。
その目的に向かって色々な道の進み方があるわけですが、その進み方を決めるのが戦略です。
逆に言うと、世の中には無数の選択肢があります。
どれもこれも良く見えて迷ってしまいます。
そこで必要なのが、捨てる勇気です。

例えばやるべきと思っていることに100通りの行動パターンがあるとしましょう。
その内の出来る限りを捨てて、99%捨てるのがベストですがせめて5つくらいに絞りましょう。
100通りの道筋ややり方があると全部迷うのです。
これを、あれもこれもとやろうとするのではなくて、その内の95%を捨てて、やらないと決めるのです。

やるべきと思っていることの内、95%を捨てる。
この捨てる作業というのは勇気が要ります。
間違えるかもしれません。
しかし、早くそれを決断して、行動を起こす。
Plan、Doです。
その後にチェックをしてもう一回そぎ落とせば良いのです。
ということは、これは一発勝負ではないのです。
まずは95%を捨てて、そして残ったやると決めた5%のことを脇目もふらずやってみて、だめならばまた立ち止まってチェックすれば良いのです。

Plan-Do-CheckそしてActionです。
次のActionの時にどうするかをまた決める。
そこでもう一回検証すれば良いわけです。
この5つの中にやるべきことが無かったのならばまた探せば良いです。
ということで、世の中に100%の一見思い付くやるべき事があるとするならば、まずは95%のやらない事を決める。

これは勉強でも何でもそうです。
色々なものを同時には出来ませんので、まずはあなたが「これをやってみたい」という事をすぐに決断してやることです。
ということはやらない事を決めるのです。
「あれも良いな、これも良いな」と中途半端につまみ食いしようとするから失敗するのです。
一発で決めなくて良いのです。

何度でもトライすれば良いのですから、さっさと一つを決めてトライしましょう。
ガーッと集中してやってみて、また次のことを考えれば良いのです。
なので、戦略というのは「何をしないかを決めること」です。
何をしないかを決めることによって、残った選択肢が削ぎ落とされシンプル化したものが出てきます。

熟慮に熟慮を重ねて、考えに考え抜いて95%を捨てた。
残りの5%にあなたの選び抜いた選択肢があります。
まずはそれを信じてやってみる。
だめならばもう一回スタートに戻って、Planに戻れば良いのです。
Plan-Do-Check-Actionです。
Checkのところをしっかりとやって、またActionすれば良いのです。
失敗しないことが大事なのではありません。
失敗をしても良いのです。
その後にチェックして検証して、次のアクションをすることが大事なのです。
その次のアクションで何をしないのかを決めるのです。

迷わない、ブレない。
ということで、捨てるというのは勇気が要ります。
捨てるというのは、勇気と決断力が要るのです。
これを何度も、何十回も何百回もトレーニングしないと間違えます。
なので、初めてあなたがこの決断をするのならまず間違えます。
良いのです。
さっさと間違えましょう。
最初の間違えなんて大した決断ではないので、大抵の場合は致命傷を負いません。
人が死ぬわけでもありませんし、世の中が終わるわけではないので所詮大した事ないのです。

だとすると、まずはさっさと20回30回失敗しましょう。
私の経験上30回は失敗した方が良いです。
こういった戦略策定で30回失敗を重ね、30回を超えた辺りからやっと段々精度が上がってきます。
そして100回を超えるともう少し上がってくるという風に、どんどん捨てて下さい。
目標を立てたらそれに向かってやるべきことをリストアップする。
その内95%を捨てます。
つまり、20個の内19個を捨てるのです。
20個の案を出したら19個を捨てて1個を特化してやってみるのです。
そしてしっぱいした、あるいは上手く行かなかったらもう一回この20個を検証しなおして、95%を捨てて1個やる。

あるいは、やったものの中の戦術面です。
選んだ方法の中でまた選択肢が出てきますから、その選択肢もまた20個挙げて19個を削る。
また色々どうするかということを考えて、95%を削るという風に、実行する、検証する、絞り込む。
絞り込むというのは「捨てる」です。
従って、実行する、検証する、捨てる。

こうやって、省きまくった果てに本当に研ぎ澄まされた真理とか本質に到達します。
ぜひ、一発で決めようとしないで、戦略が失敗することを恐れずに、どんどんこの戦略策定、捨てるという決断を繰り返しやって下さい。

捨てる決断をしなければ、その判断力や知識は本物ではありません。
いくら知識を学んでも、戦略を使って、捨てるという決断をして実際にやってみて痛い思いをしないと、痛い思いをしない知識というのは単なる机上の空論です。
痛い思いをして、何度も勇気を持って捨てて失敗をして、落ち込んでもまた立ち直ってということを繰り返してやっと生きた知恵になります。
知識を知恵に変えるには、捨てるという決断をする。

そして、最後に選んだことをやり通す。
また失敗したらもう一回その中で色々な方法を考えて、その中で捨てるという決断をしてまた選ぶ。
捨てて、選んで、実行して、検証して、Plan-Do-Check-Action。
Checkの基本は「捨てる」です。
何が間違っていたのか、その悪い行動を捨てていけば良いのです。
上手くいかなかったことを捨てて省く。

どんどん研ぎ澄ませていって、最後は本当に精密な技術、精密な知恵、あるいはそういった知識、あなたのノウハウが身に付きます。
本物のノウハウは戦略を実行することでしか身に付きません。
頑張って下さい。
これは勉強にも仕事にも人間関係にも何にでも使えます。
上手くいかなかったら、上手くいかなかった原因をチェックして、次の選択肢をいっぱい出すのです。

そしてまた研ぎ澄ませていくのです。
戦略というのは、95%のやらない事を決めるということだとご理解頂いて、ぜひ今日から明日からの行動にちょっと変化を加えてみて下さい。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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