日商簿記1級の合格率・勉強法は?2級合格より22倍の希少価値!?【簿記1級独学合格応援】


【関連記事】
【無料講座】簿記1級スピード合格法
簿記1級に見事合格した体験記・勉強法はこちら
簿記1級合格までの勉強時間は?

簿記1級レベル|1級の価値は、2級の22倍

今回は「1級の価値は、2級の22倍」というお話をしたいと思います。

「22倍」とは、合格者数の違いのことで、簿記1級はそれだけ希少性の高い資格だということです。
貴金属の「金」がどうして価値があるのかというと、希少性、すなわち、流通量が少ないから、それを欲しいと思う人が多いのです。
市場に出回っている数が少なければ、それだけ高い値段がつきやすいです。
昔『たまごっち』というゲームがありましたが、足りないときにはすごい値段で売られていましたね。
「レア物」と言ったりしますが、数が少なければ少ないほど、その物に対するマーケットのニーズは高まります。

商工会議所のデータから、簿記検定での平成25年の第133回、134回、135回の合格者数をみたところ、簿記3級の受験者33万9千399人のうち、合格者が10万7千人で、合格率も30パーセントから40パーセント程度です。

簿記2級合格者が増加、デフレに

次に簿記2級ですが、従来は簿記2級でも履歴書に書くとそれなりの価値はあったのですが、最近は簿記2級合格者の数が増えています。
ビジネスをするための教養として最低限の知識として持っている分にはいいのですが、これからのデフレ時代はより一層の差別化をしなければ就職も厳しいです。

だから、私は大学生に対して「簿記1級を取れ」と口を酸っぱくして言っています。
簿記2級の受験者数は20万人で合格者が4万7千人です。
合格率は30パーセントぐらいが普通なのですが、133回は47.6パーセントという高い合格率だった反動で、134回の試験は13.9パーセントという異常な結果になりました。
135回も少し難しくて、22.5パーセントでした。

2級対策 無料講座 1級対策 無料講座

難易度と今後の需要

簿記1級は年2回ありますが、受験者数が2万7千人で、2級の9分の1くらいの割合です。
しかし、合格者も圧倒的に少なく、2,000人しか受かりません。
134回が984人で9.7パーセント、135回が10.4パーセントで1,153人となっていて、かなり難しい試験であることがわかります。

難しいとはいっても、柴山式が提唱しているように、インプットを軽くして、あまり深く考えずに、どんどんアウトプットをしていけば、500時間ぐらいで十分合格する可能性があります。
500時間という勉強時間は、英語の勉強に比べたら楽です。
みなさん500時間ぐらいは勉強できているので、それを簿記1級の時間に振り分ければ良いだけです。

簿記2級の合格者は4万7千人もいますが、かなり多いですよね。
だから、簿記2級にはそれほど希少性が無いのです。
簿記2級の取得者は結構見かけるのに、簿記1級取得者をほとんど見ないのは、2,000人しか受からないからです。
簿記2級に比べて合格者が22分の1なのです。
つまり、希少性が22倍あるのです。

だから、今は簿記1級を取ることをすすめるのです。
私は10年前には簿記2級で十分だと考えていたので、簿記1級を受けろとは言わなかったのです。
しかし、リーマンショック後の現在では、簿記2級の価値は低くなり、リストラ対象になるような状況なのです。

簿記2級は毎年5万人近くも受かっているから、市場で余っているのも当然です。
もちろん、簿記2級は持っていたほうがいいのですが、簿記2級を持っているからといって安泰な時代は終わったのです。
簿記1級はまだまだ取得者が少ないので、簿記1級を持っていれば、よほど人格に問題がなければ、必ずどこかに仕事の受け皿はあると思って構いません。

学歴に例えるのもおかしいですが、偏差値でいうと70ぐらいの価値があります。
合格するのは難しいですが、それぐらいの勉強を短期間ですることはできます。
大学受験などに比べたら短期間の勉強で合格ラインに到達します。
簿記検定1級の勉強期間はたかだか半年程度です。
費用対効果が22倍もある簿記1級を目指さない手はないと思います。
今日のメールマガジンでもお話しましたが、これからは消費増税で大不況がやってくる可能性が高いです。

アベノミクスは、消費税率を上げるための方便みたいなものだと思っています。
法人税や所得税は赤字だと税金が取れませんが、消費税は赤字でも払わざるを得ないので、取りやすいのです。
だから、国の政策として消費増税の見送りだけは避けたいのです。
ヨーロッパ諸国のように、日本もいずれ消費税率20パーセント時代が来ます。
そうすると、これから景気が良くなるとは思えないのです。
限られたパイであなたが勝ち抜くには、希少性の高い武器を身に付けるしかないのです。

まとめ

個人レベルならば簿記1級、会社レベルならばキャッシュフロー経営を徹底して会社をスリム化することが、これからの会計では重要だと私は思っています。
これからは、強い武器を1つ身に付けて、低成長時代を生き抜きましょう。

私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

簿記1級に短期合格を可能にする短期インプット法はこちら
簿記1級無料動画解説はこちら

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
商品に関するご質問・ご相談はこちら