テーマを明確にして学習しよう!【がんばろう!日商簿記1級合格174】

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「テーマを明らかにして勉強する」というテーマでお話したいと思います。

今日は8月2日ですが、第134回日商簿記検定の合格発表が行われている時期だと思います。

手応えがあった方や、そうではない方など、いろいろな方がいらっしゃると思います。
合格された方は次のステップに向けて頑張っていただきたいですし、「簿記1級合格」という実力を社会のために発揮していただきたいと思います。

一方、残念ながら今回は合格できず、11月に実施される第135回の試験に挑戦される方もいらっしゃると思いますが、再び勉強をするときには、前回の結果を踏まえてどういった勉強をするか、ゆったりとした気分で学習計画を立ててみてください。

前回の試験で合格に縁がなかった方は、なぜ合格できなかったのかということを客観的に捉えてみましょう。

たとえば「連結の応用論点が出ていたが、基礎知識が足りなかった」や「原価計算は個別問題ならばできるけれど、総合問題になると問題文の意味を理解するのに時間がかかる」など、いろいろな原因があると思います。

商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算のどの科目をとっても、それぞれに特徴や出題傾向があります。

「なぜ今回は合格点に届かなかったのか」「なぜ足切りになってしまったのか」などという、それぞれの理由があると思いますが、それを踏まえて、これまでの学習のプロセスをもう一度振り返って、自分に足りなかったところを洗い出してください。

たとえば「固定資産に関する論点がちょっと弱かった」「特殊商品について、柴山式のボックスが使いこなせていない」「社債や有価証券の典型論点について基本的な処理が不安定だ」などということがあると思います。

このように、自分ができなかったことや目標に到達できなかった個別のテーマをはっきりさせて、次回は同じミスを繰り返さないように潰しましょう。
テーマを明確にして「自分は何が苦手なのか」ということをはっきりさせましょう。

受験勉強においては、得意を伸ばすよりは苦手を潰していったほうが受かりやすいですので、どこが苦手なのかをはっきりさせて、柴山式であればDVDやCDなどの講義をもう一度見てみるとか、ポイントを絞って勉強してみることをおすすめします。

自分が苦手意識を持っている論点を優先的に潰して、その上でバランスを取りながら例題を一通り勉強して、どの例題が問われてもスムーズに解ける状態にします。

そして、過去問はそろそろ始めても構いません。
受験経験者は8月中に過去問を始めることが早く受かる秘訣です。
1日でも早く過去問に入ったほうがいいです。

8月から過去問を始めると3か月半で合格する可能性が高まります。
ただし、初めて勉強する方は、8月中は例題をしっかりとやる必要があるので、9月から過去問を始めても充分可能性があります。

2か月半あれば過去問については充分練習量が足りるとは思いますが、一通り勉強が終わった方は早めに過去問をやってください。

受験経験者の方はインプットをある程度終わらせていると思うので、早めに過去問をやっておくほうがいいと思います。
みなさんの現在の学習状況に応じて考えてください。

とにかく、8月は苦手な論点をしっかり潰して、9月以降は本格的に過去問などの総合演習を始める方も多いと思います。

みなさんそれぞれ生活のリズムが違いますので、あなたの学習ペースに合わせてやっていただければと思いますが、遅くとも2か月前には過去問や総合問題を始めたほうが、合格という意味では安心です。

「自分はここを潰す」というふうに、テーマを明らかにしましょう。
「選択と集中」です。
頑張ってください。

暑い夏を共に乗り切りましょう。
私はいつもあなたを応援しています。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
商品に関するご質問・ご相談はこちら