ゴールから逆算しよう!(じっくり学習編)【がんばろう!日商簿記1級合格168】

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「ゴールから逆算する(じっくり編)」というテーマでお話をしたいと思います。

前回は「ゴールから逆算する(短期集中編)」でしたが、今回は「じっくり勉強したい」という方のための、簿記1級に関するゴールから逆算してプランを立てる方法について一緒に考えてみたいと思います。

前回のおさらいですが、一事をなそうと思ったら、まずはゴールから設定して、そこから逆算してスケジュールを立てるというのが最も効率的だと私は考えます。

前回の短期速習編では、2013年11月中旬に行われる135回試験から引き算をすると、ぜんぶで3つのステップがあることをお話しました。

どうしても外せないのは、最後の2か月は勉強時間の7割から8割を総合問題(過去問・予想問題)や柴山式で提供している総合問題の解き直しと徹底理解に費やすことです。

できれば2か月程度はとってほしいですし、どんなに少なくとも1か月半はとってほしいです。
もっと欲を言うならば、3か月あっても良いぐらいです。

ここで総合問題を徹底的に解き込んで、勉強時間の7割から8割は総合問題を解いてください。
これがアウトプット(総合メイン)です。

その一歩手前は何をやるかというと、基礎力の養成という意味で、個別問題を解きます。
個別問題というのは柴山式でいうならば例題で、これをメインに解いてもらいます。
例題を解いて個々の計算処理をある程度理解します。

これが学習を始めてから2か月程度ですが、この2か月のなかには個別問題のある程度の練習量とインプット(授業の視聴)が含まれます。

柴山式の場合、通常は150時間から180時間かかるインプットを50時間弱に圧縮しています。

通常の3分の1以下の勉強量でも充分に合格レベルに達することが研究でわかっています。前半の2か月以内で授業の視聴と簡単な復習を行い、さらに個別問題の解き込みを行います。

1日2時間半から3時間の勉強を4か月頑張ります。
これが前回お話した、短期速習のためのプランです。

そして今回は「忙しいし、たとえ4か月とはいえ1日2時間半や3時間の勉強時間を取るのはきつい」といった方のために、来年の6月に行われる試験を目指して、10か月強で合格レベルに達するための勉強プランを紹介したいと思います。

今は2013年7月ですから、来年6月までは10か月半ぐらいありますが、その段階で3つのステップをもう少し引き延ばしてみます。

直前の演習は3か月ぐらいあると非常に有利になります。
来年6月上旬の試験を目指すならば、ゴールから逆算すると、3月に入った段階で総合問題を解き始めます。

ということは、3月上旬までに個別問題が終わっていればいいことになります。
これはかなりのゆったりプランですので、1日1時間から1時間半程度の勉強でも充分対応可能です。

1日あたりの勉強時間が短く済むとはいっても、1日30分だとさすがにきついと思うので、最低1時間はやってほしいと思います。

1日30分だと脳の体力を使わないので、簿記1級を勉強する以上は1日1時間かできれば1.5時間はやってほしいです。
そこまでやると、かなり確実に合格を狙うことができます。

日曜日は完全に休養してもいいですし、連休があればたまに休んでもいいので、1日1時間半は勉強してほしいです。
これが1日1時間半の勉強のメリットです。

本番3か月前である3月上旬には総合問題のアウトプットを始めますが、そのさらに3か月前である12月上旬から3か月程度で個別、つまり例題を完璧にできるようにします。
これがじっくりプランの長所で、時間はかかりますが無理がありません。

じっくりプランがきちんとできるのであれば、社会人の8割以上はこれで合格可能だと思います。

そして、7月中旬から12月上旬までの約4か月間はインプット期間ですが、ここで簿記2級の復習と並行できます。

今回は簿記2級の学習が終わった状態から簿記1級合格を目指すプランですが、簿記2級の復習もこの期間で行うのです。

柴山式の場合は簿記2級独学用の勉強法を教材も含めてご案内できますので、簿記2級の復習と並行してじっくり勉強したいという方は、ホームページから柴山会計宛にご質問・ご相談をお願いします。

柴山式簿記1級の講座に基づいたカリキュラムと簿記2級を並行して勉強する方法をお教えします。

今回は柴山式でのやり方について説明していますが、もちろん、これだけのじっくり学習であれば、インプットの量は多いですが、大手の専門学校などの他のやり方でも充分可能です。

どちらにせよ、直前3か月の総合問題演習をどれだけやったかで勝負が決まりますから、直前3か月の総合問題演習のためにインプット期があるのだと理解してください。
ぜひ、今回の内容をこの機会に考えてみてください。

今から来年6月を目指した10か月強の学習プランならば、ほとんどすべてに近い社会人の方が対象になります。

仕事をしていても1日1時間半の勉強は必ずできます。
2時間以上はきついけれども、1時間から1時間半ならばできます。
1日24時間もあって、1時間も時間が捻出できないということはまずありえません。

もし1時間も勉強時間が取れないのであれば、それは時間の使い方が下手だということです。

簿記1級に興味がある方は、このプランならば全員が参加できます。
1時間程度の勉強というのは、あなたの仕事のリズムを崩さずに、むしろ脳の刺激にはちょうど良いので、この機会に上級レベルの簿記の知識を身に付けてみませんか?

今回は柴山式を想定して説明しましたが、じっくりプランであれば、あなたのやりたい勉強方法にも対応するはずですので、ぜひご検討ください。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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