がんばろう!日商簿記1級!!第13回「第131回商業簿記と連結」
第131回の簿記検定を受験された方は、本当にお疲れさまでした!!
今回のテーマは「第131回商業簿記と連結」です。
去る平成24年6月10日に実施された日商簿記1級の試験問題を
見た感想として、柴山が思ったことを率直にお話させていただいています。
やはり、重要なのは、パニックにならずに「試験問題をきちんと読めるかどうか」です。
たとえば、今回の商業簿記では、連結決算が出て多くの方が
「ヤマが当たった!」と一瞬喜んだと思います。
しかし、子会社の数がなんと3つ!しかもC社は海外子会社!!
「こんなの、問題で解いたことないよ~(涙)」
という方も少なからずいたかもしれませんね。
しかし、そもそも、そのような姿勢で資格試験に臨むのが
合格を困難にする理由である、ということもできます。
あらゆる出題パターンを先回りした問題練習の準備は、
ほぼ不可能です。
だとしたら、「既存の知識を使いまわして、あたらしい状況に
対応する」しかないのですね。
そこで必要になるのは、「枝葉末節の難解な論点を知っていること」
ではなく、「応用のきく、基本知識を自由自在に活用できる知恵」
なのです。
試験は70点取れば合格です。
いいかえれば、30点まで捨てられます。
そして、1級という専門レベルの試験に、
試験範囲の限界はほぼないに等しく、その気になれば
いくらでも細かいテーマを出題できます。
しかし、それでは合格者が出ないので、当然、
レベルに応じた出題内容の調整があるのです。
それが、この動画中にお話している「トラップ」と「正解へのカギ」
のちりばめなのですね。
ぜひ、そのあたりのニュアンスを感じ取っていただければ嬉しいです。
がんばりましょう!