未収収益
「継続して役務の提供を提供する契約で、期末時点において、すでに
役務の提供をした部分につき、未収で収益を計上するべき項目」
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lesson.054
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
<読者数3330人> 2004.09.27
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【CONTENTS】
○ 未収収益
(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい)
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○ 未収収益
いままで、「前払費用」、「未払費用」、「前受収益」の3つに
ついて、期末の決算処理と翌期首の再振替処理を学習しました。
今回は、経過勘定の最終アイテム、「未収収益」を勉強します!
未収収益とは、
「継続して役務の提供を提供する契約で、期末時点において、すでに
役務の提供をした部分につき、未収で収益を計上するべき項目」
のことです。
簡単にいえば、期間サービス契約で、期間満了前の途中で決算をはさん
だ場合、サービスを提供した部分につき、未入金でも収益を計上しましょ
うね、というお話なんです。
これでよくあるのが、定期預金を預けていて、利息はあとでもらう場合、
途中で決算日までに経過した日数分の利息を、未収で計上するケースです。
たとえば、ある会社に、資金を貸し付けたとします。
利息は、貸付日から1年後にまとめて受け取るとします。
このとき、貸付日から100日を経過したところで決算日が来たとすると、
貸付日から決算日までの100日分は、すでに資金を貸した訳ですから、
これに係る日数分の利息を受け取る権利は、すでに生じていると考えて
差し支えないでしょう。
そこで、決算手続で、下記のように仕訳します。
(借)未 収 利 息 +×× (貸)受 取 利 息 +××
(100日分)
貸付金の額×利率×(100日/365日)=未収利息の額
銀行への定期預金も、同じです。
期末日までの経過日数に応じた未収の利息を計上するのですね。
なお、利息計算は、実務的には日割り計算ですが、簿記検定上は、
月割計算がだされることもあるので、一応、問題文の指示を、注意深く
読みましょう。(*^_^*)
◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
決算日から100日前に、5,000万円を定期預金として預け入れた。
年利は1.46%、利払いは、預け入れ日から半年後である。
決算日が来たので、ここまでの預け入れ期間100日に相当する未収利息
を、決算手続で計上する。
【解答用紙】単位:万円
<仕訳帳>
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(借) (貸)
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<総勘定元帳の一部>
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+ 未収利息 -
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- 受取利息 +
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【模範解答】単位:万円
<仕訳帳>
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(借)未 収 利 息 20 (貸)受 取 利 息 20
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<総勘定元帳の一部>
―――――――――――――――――――――――――――――――
+ 未収利息 -
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20|
|
- 受取利息 +
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| 20
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