為替手形の振り出し
為替手形とは他人に将来の支払を「依頼」する手形
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lesson.021
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
(旧題:5分でわかる!使える!!簿記入門)
2004.07.09
(月・水・金 午前中)
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【CONTENTS】
○ 為替手形の振り出し
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○ 為替手形の振り出し
前回は、「約束手形」という、将来の支払を約束する手形について学習しました。
次に、「為替手形」という、他人に将来の支払を「依頼」する手形について学び
ましょう!
(為替手形のおおまかな記載イメージ)
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為 替 手 形 ?×××
支払日 平成○年9月30日
BB株式会社 殿 :
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¥100,000-
――――――――――――
上記金額を、受取人 C物産 またはその指図人に
―――――――
お支払いたします。 ―――――――――――
|引受人
振出日 平成○年7月1日 |
振出人 A商事株式会社 印 | BB株式会社 印
|
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上記の手形例を見てみましょう。
7月1日に、A商事により、為替手形が発行(振り出し)されています。
この為替手形の意味はこうです。
「A商事は、BB社に、C物産への支払を依頼した。」
この場合、BB社は、A商事にとっての得意先(お客さん)であり、事前に
売掛金(ツケ)をもっていることが前提になります。(簿記学習上は、暗黙。)
そして、A商事は、BB社に対して、次のようにお願いするのです。
「BB社さん、お宅に対する売掛金を100,000円分、免除してあげるから、
私の代わりに、C物産へ、9/30に、100,000円の支払をしてくださいな。」
ここで、BB社が、「いいですよ!」と引き受けてくれたならば、
手形用紙の右下の「引受人欄」に署名・押印などをして、手形が成立します。
あえていうなら、「A商事は、BB社から売掛金を回収し、あらためて
C物産にそのお金を支払う手間を省いた」と考えると、わかりやすいです。
そこで、今回は、A商事の立場での仕訳・転記を見ていきましょう。
A商事は、BB社に支払を依頼する代わりに、BB社への売掛金を免除する、
という了解がありますから、為替手形の振り出し時に、貸方へは、次のような
記載をします。
(借)××××××× 100,000 (貸)売 掛 金 100,000
<権利の->
そして、この支払が、C物産からの仕入取引の代金ならば、借方は、次の
ようになります。
*******************
(借)仕 入 100,000 (貸)売 掛 金 100,000
<権利の->
*******************
なお、借方に来るのは、仕入のほかに、買掛金が多いです。
◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
1)E社は、商品35万円分を掛けで仕入れた。
2)上記取引から3日後、上記掛け代金の支払をX社に依頼する為替手形を
振り出し、X社の引き受けを得た。(X社への売掛金を、同額だけ免除)
【解答用紙】単位:万円
<仕訳帳>
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1)(借) (貸)
2)(借) (貸)
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<総勘定元帳>
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売 掛 金 買 掛 金
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| |
| |
仕 入
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|
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【模範解答】単位:万円
<仕訳帳>
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1)(借)仕 入 35(貸)買 掛 金 35
2)(借)買 掛 金 35(貸)売 掛 金 35
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<総勘定元帳>
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売 掛 金 買 掛 金
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|2) 35 2) 35|1) 35
| |
仕 入
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1) 35|
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