第151回日商簿記検定試験2級・3級解答速報
平成31年(2019年) 2月24日(日)実施の第151回 日商簿記検定の解答速報をご案内します。
日商簿記検定2級解答と講評
今回は、第3問の連結精算表で面食らった方も多いのではないでしょうか。
得点できる問題を確実に取るための目を、普段から養う必要も感じられた。
第1問 仕訳5題(20点)
【目標16点】
標準レベルなので、なんとか4問は正解したいが、12点でもやむなしか。
1. 支店独立会計制度
2. その他有価証券の期末評価
3. 売上割戻
4. 追徴法人税等
5. 固定資産の売却
第2問 株主資本等変動計算書(20点)
【目標20点、最低でも16点】
レベルとしては標準。
定番の取引ばかりであり、ミスなく集計して満点を狙いたいところ。
第3問 連結精算表(20点)
【目標8点】
かなり難しい。ボリュームも多く、しっかりと学習していないと高得点は難しい。
なんとか取れるところだけでも部分点を狙って、半分くらいを目指してほしい。
第4問 部門別(20点)
【目標20点】
計算ミスに気を付ければ、特別に難解な論点ではない。
最低でも問3までは確実に取って、12点以上は必要。
第5問 等級別総合原価計算(20点)
【目標20点】
計算ミスに気を付けて、合格する観点では20点取っておきたい。
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日商簿記検定3級解答と講評
全体的に標準レベルの問題といえ、基本的な部分の学習をしっかりと準備した受験生にとっては、学習の成果を発揮できたことと思います。
第1問 仕訳5題(20点)
【仕訳問題・20点(最低16点)】
1. 商品の返品・・・テキスト記載どおり
2. 掛け仕入
中古車販売業が販売用の中古車を購入したので「仕入」となる。
選択肢に「車両運搬具」がないので、正解できるであろう。
3. 土地、建物の購入
いずれも、付随費用を含めた金額になる。
4. 未払金の計上
落ち着いて問題文を読めば、指定された費用で未払金を
貸方に計上するだけの仕訳であることがわかる。
5. 借入金+利息の返済
日割計算が必要であるが、難しくない。
いずれも基本問題で、普通に学習した者であれば、20点取れるはずの問題である。
最低でも16点は確保できると思う。
第2問 勘定記入(10点)
【5点~10点】
総勘定元帳の買掛金を分割したものが買掛金元帳(補助簿)だという関係がわかっていれば、パズルを解くように、空欄を埋めていくことができる。
勘定科目名も選択肢で与えられているので、少なくとも用語の部分は取ってほしい。
見慣れないと感じてできなかった方もいると思われるので、一応最低目標を5点とする。
第3問 合計試算表(30点)
【目標30点、最低でも20点】
標準的なレベル
月中の取引数は少な目、基本的な内容のみで、取り組みやすい問題であったと思う。
合計試算表なので、残高を求める必要な点に注意すれば、十分に高得点できるであろう。
第4問 商品有高帳(10点)
【目標10点、最低でも6点】
過去にもたびたび出題されている問題であり、テキスト等にも記載している定番の問題。
確実に10点を取りたいところ。
第5問 財務諸表の作成(30点)
【目標30点、最低でも24点】
前回は精算表だったのが、今回は財務諸表の問題であった。
決算整理事項については、難しい処理はなく、過去問等で準備していた方はおそらく満点が取れたであろう。
しっかりと準備ができた方は高得点が狙えるが、そこまででない方でも、各問題に示した最低ラインの点数を取っていけば、十分に合格が可能。
第1問から順に、16・5・20・6・24でも71点になる。
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【解答速報に関するお問い合わせ先】
柴山会計ラーニング株式会社
電話:03-6265-9540
メール:shop@bokikaikei.net
担当:水野