過去問の研究が、応用力養成の王道です(日商簿記1級合格)
日商簿記検定1級という難関資格を受けるにあたって応用力の養成をどのようにやったら良いかと悩む方もいらっしゃるかと思います。
過去問の研究を第一にやっておいたほうが最短距離でより効率的です。
本試験に近い形式ですから、もっとも過去に出ているので、過去に出ている問題が一番本試験らしいです。
それをベースにしてこれから出題委員の先生も出題するはずなので、全く的外れな出題傾向になるというのは考えにくいです。
まずは過去問をしっかりやって、それが解けないレベルならば次の新しい問題も解くのは難しいでしょう。
過去に出た標準的とも言える問題を10回か14回ぐらいの過去問を5回転6回転して、その範囲ならばほぼ完璧にできる、9割以上、できれば満点近く取れるようにします。
過去問をしっかりとこなすことで、過去に柴山式簿記1級講座の方も沢山合格しています。
勉強を沢山できればそれに越したことはありませんが、必要以上に忙しい現代人ですから、限られた時間で効率良く合格レベルに達しようと思ったら、過去に出された問題が一番参考になります。
そこから大きく逸脱するような問題は出しづらいのです。
なぜかというと、あまり奇をてらった難問というのは本来出すべきではないと私は思っていますし、それが合否に影響するようであれば、もはやそれは実用試験ではなく、簿記検定の存在意義がなくなってしまい、受けるに値しない資格になってしまうと思います。
現在、実務検定として何万人も受験するということは、それなりに出題者と受験生の間の信頼関係があって、「こういった出題傾向できちんと真っ当に実力を測りますよ」という問題を出します。
やはり出題委員の先生も過去の問題を踏襲するのは基本だと思います。
ですから、全く同じ問題が出るわけではありませんが、似たようなコンセプトで出すのは本来のあるべき姿なので、おそらく過去問の延長で出してくるというふうに考えたほうが賢明だと思います。
専門学校などが出す予想問題もやっても良いのですが、中には奇をてらったような難問が出ることもあるかもしれません。
予想問題なので数問ぐらいならばいいですが、10問20問と予想問題ばかりやってしまうのも、癖が出てくるので、過去問が一番本試験に出た問題ですから次の対策として王道は過去問の研究だと思っています。
例題の組み合わせで十分過去に柴山式でも7割取って合格者が毎回出ています。
まずはしっかりと過去問の研究と例題の地道な繰り返しで合格ラインを取れる力を養成していただくのが、忙しい現代人が限られた時間で効率良く簿記1級の合格レベルに行くには良いと思っています。
基本をしっかりとマスターして、過去問を淡々と研究してください。
過去問の勉強でかなり次の本試験もある程度どういう問題が出るか分かってきますし、問題の読解力なども総合的に応用力の養成ができると私は思っています。
まずは基本を大事にして、そして過去問の研究をしっかりやって、場合によっては直前期に1回か2回大手の専門学校の予想問題などを解いて、バランスを取って本試験に臨んでいただければ良いと思います。
基本はやはり過去問の研究だと思います。
これが私の考え方です。
もし参考になればと思います。
私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。