商業簿記と工業簿記、どのような順序で勉強するべきか?(日商簿記2級合格)

今回の「頑張ろう日商簿記2級合格」ですが、商業簿記と工業簿記のどちらを先に勉強すべきか、あるいは並行して勉強すべきか、こういったテーマについてお話をしたいと思います。
 
このような質問は年に何回かあります。
簿記3級までは商業簿記しかないのでどの科目を勉強するかということについて悩む必要はないのですが、簿記2級からは商業簿記に加えて工業簿記が試験範囲に入ってきます。

内容の違う科目が2つ出てくるので、この2つの科目をどういうバランスで勉強すべきかということで悩む方もいらっしゃいます。
 
これは簿記1級でも同じで、簿記1級の場合は商業簿記と会計学、さらに工業簿記と原価計算とさらに科目が増えます。
 
いずれにせよ、商業簿記の系統と工業簿記の系統は科目の性質が違うので、「今日は商業簿記、翌日は工業簿記」というようにやるのか、商業簿記の系統が一通り終わってから工業簿記の系統をやるのか、または工業簿記を先にやって商業簿記を後にやる方法のどれが良いかという話です。
 
結論を申しますと、勉強を始めてから本試験までの期間を前半と後半に分けますが、前半は講義とその復習のインプットで、後半は授業や復習で学んだことを練習問題をして定着させるアウトプットです。
 
インプットはどのやり方でやってもいいです。
つまり、商業簿記で一通り先に始めて、柴山式の場合は12時間~13時間ぐらいの講義ですが、あとは復習をします。
 
工業簿記も同じように12時間~13時間の講義と復習があります。
だいたい20時間~30時間なのですが、先に商業簿記をやって、そのあとに工業簿記をやって、最後の40時間や50時間の演習はランダムにやってください。
 
後半のアウトプットは並行してやるべきだと思いますが、100時間のうちの50時間ぐらいは商業簿記から始めて、全部終わってから工業簿記でもいいです。
あるいは、工業簿記から始めて、次に商業簿記でもいいです。
 
あるいは商業簿記と工業簿記を交互にやってもいいので、インプットはやりやすいペースでやってください。
 
ただし、後半のアウトプットはランダムに並行してどちらもバランス良くやったほうが良いと覚えておいてください。
 
このように前半と後半で分けてください。
これは簿記1級も同じです。
 
ランダムにやるときは、できるだけ週に2回か3回は商簿と工簿を入れ替えて学習していただきたいと思います。
 
これが勉強法の1つのコツです。
ぜひ、簿記2級合格を目指してください。
 
私はいつもあなたの日商簿記検定2級の合格と簿記の学習を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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