効率の悪い仕事はカットする勇気を持とう

今回の「前を向いて歩こう」ですが、自分が時間あるいは仕事を管理する上で意識して頂きたいことをお話したいと思います。
つい最近もあったことなのですが、私自身もいくつかの仕事を並行して抱えています。

例えばこの動画撮影もそうですし、メールマガジンを書いたり、あるいは教材を作ったり、色々な仕事の企画を練ったり従業員の管理や事務所まわりの経営判断などをしています。
 
さらには会計事務所の仕事として記帳代行や税務に関する仕事のマネジメントもしています。
また、私自身が会社の従業員の方の研修や経営者のコンサルティングなどもやっています。
 
これはみなさんも同じだと思いますが、仕事を受けているとだんだん「自分の基準からするとこれは自分がやるべき仕事ではない」あるいは「自分が持っている技術を提供しても、相手のお客さんにはマッチしない」ということがあります。
 
万能ではありませんので、何でもかんでもやろうとする“何でも屋”というのはかえってジリ貧になります。
いわゆる器用貧乏になってしまいます。
 
ランチェスターの本では“バタ貧”というふうに竹田先生はおっしゃっていますが、何でもかんでもバタバタやってしまうのではなくて、自分にとって必要な仕事、「本当にこれは自分がやるべきか」という基準をきちんと持つことが大切です。
 
自分のスキルを使ってお客さんに喜んでもらえるかどうか、あるいは自分の持っている仕事の基準が相手に合っているかどうか、要件を満たしているお客さんと付き合います。
そうしないと赤字の仕事になります。
 
色々な意味で余計な動きになってしまいますので、場合によってはお客さんに「私はこういうことができます。
 
今のあなたのニーズはこうだと思いますが、あなた自身はそこにニーズを感じていらっしゃらないようです。
 
この場合、いったん見合わせて、改めて違う機会にお仕事をしましょう」ということで、いったん仕事を打ち切る(ノーディール)という勇気も必要です。
場合によっては自分にとってすごく採算の悪いお客さんというのがいます。
 
会社が大きくなってくると過去の経緯で何でも受けてしまいますが、普段は1つのお得意さんと月々100万円ぐらいの商売をしている会社が、1万や5万という数万円程度の仕事で100万円のお客さんと同じように働かされているケースがあります。
 
そうしたら、その数万円のお客さんというのは会社の採算的に言うとお付き合いしないほうが会社のためになります。
 
その時間を100万円のお客さんや更なる新規開拓、あるいはコミュニケーションなどの有益なことに使ったほうが良いのです。
 
あなたの時間、私の時間というのは限られています。
限られた時間の中で優先順位をつけて、思い切って優先順位の低い5~10パーセントぐらいはいつも切り捨てるという勇気が必要です。
 
これをしないと本当に忙しくなります。
「忙しい」と言う方の8割以上はこのパターンです。
 
ですから、仕事を常に見直して(仕事の棚卸をして)切り捨てるべき仕事は常に切り捨てて、そして必要な仕事に入れ替えるという段取りが必要です。
 
ご自身がバタバタして“バタ貧”に陥らないように、仕事の段取りを考えてみると良いと思います。
 
自分の基準に満たない、自分のポリシーからいってやるべきではないと思った仕事は思い切ってお断りするという勇気も時には必要です。
 
いつもとは言いませんが、時々そういった意識を持って仕事を管理してみてください。
あなたの作業の効率が上がると思います。
 
私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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