割賦販売2
今回は、《割賦販売》の応用的な処理方法を学習いた
します。
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lesson.09
★ 5分で完結!中学生でもわかる簿記入門 ★(読者2297人)
2005.08.10
関連HP http://bokikaikei.net/ [毎週 水曜日]
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※ 図が見にくい方は、「等幅フォント」でご覧下さい。\_(・ω・)
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<仕訳27> 割賦販売2 [★★★]
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<仕訳26>に続いて、今回は、《割賦販売》の応用的な処理方法を学習いた
します。
前回は、<原則>として、割賦販売は商品を引き渡した時に、販売代金の
‘全額’を「売上」として計上する(=【販売基準】)と学習しましたね。
しかし、割賦販売は、30回払いなど、回数が多くなると、代金完済まで
3年近くもかかってしまいます。
その間、貸し倒れたりする危険性は、一般の商品販売よりも相当高くなります。
そこで、【販売基準】のように、引渡し時に‘全額’売上とするのではなく、
代金入金の時に、‘入金した分だけ’少しずつ「売上」とした方が、慎重です。
このような計上方法を、【回収基準】といいます。
通常、<原則>には<例外(容認)>がつきものです。この<例外(容認)>が、
【回収基準】となります。
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※【回収基準】とは …
販売代金(割賦金)を入金したときに、「売上」として計上する。
(‘入金された金額だけ’売上金とする)
(割賦販売が、30回払いなどのように完済まで長期間かかること
から、収益の認識を慎重に行うために、認められた基準)
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そして、【回収基準】には2つの処理方法がありますが、2級では
≪対照勘定法≫ のみを学習します。(もう1つは1級の範囲)
(2級の割賦販売で、【回収基準】といったら ≪対照勘定法≫ のみです。)
<【 回収基準 ≪対照勘定法≫ 】の商品引渡し時の仕訳 >
(借)割賦 販売 契約 ×× (貸)割 賦 仮 売 上 ××
―――――――
↑
*「割賦販売契約」勘定のほかに、
「割賦販売売掛金」勘定や「割賦販売」勘定を用いることもある。
(問題文の指示に従うこと!)
・≪対照勘定法≫では、商品の引渡し時には「売上」として計上しません。
・借方を「割賦販売契約」、貸方を「割賦仮売上」とし、‘売価’で記帳
します。
<【 回収基準 ≪対照勘定法≫ 】の代金一部回収時の仕訳(現金入金)>
(借)現 金 ×× (貸)割 賦 売 上 ××
割 賦 仮 売 上 ×× 割賦 販売 契約 ××
・一部の代金を回収した時点で、その金額を、貸方に「割賦売上」勘定
(収益)として、売上計上します。
・また、≪対照勘定法≫ の‘引渡し時の仕訳’を反対仕訳し、
回収した分の金額のみを減少させます。
(‘回収した分の金額のみ’を減少させることで、未回収金額が
わかります。)
●まとめ
・【販売基準】の‘○○○時’ = 売上
・【回収基準】の‘○○○○時’ = 売上
答えは、メルマガの最後に掲載します。
(分からなかったら、まずはご自分で復習して答えを探しましょう!)
【練習】::::::::::::::::::::::::::::::
次の取引を、回収基準、対照勘定法で仕訳しなさい。
(1)売価30万円の商品を、6回の均等払いで売り上げた。
(2)第一回目の入金が、当座預金口座にあった。
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【答え】単位:万円
(1)(借)割賦 販売 契約 30 (貸)割 賦 仮 売 上 30
(2)(借)当 座 預 金 5 (貸)割 賦 売 上 5
割 賦 仮 売 上 5 割賦 販売 契約 5
※ 第一回目の入金5万円 = 30万円 ÷ 6回
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