保険料の前払い
保険期間の途中で決算を迎えたとします。
そのときに前払いしていた保険料勘定を
前払保険料として仕訳します
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lesson.048
★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★
2004.09.13
関連HP http://bokikaikei.net/ (月・水・金 午前中)
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【CONTENTS】
○ 保険料の前払い
(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい)
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○ 保険料の前払い
自動車や建物や設備などには、損害保険がかけられますよね。
そして、保険料を毎月払えば、次のように仕訳されます。
(借)支 払 保 険 料(1ヶ月)(貸)現 金(1ヶ月)
しかし、場合によっては、期中で、向こう1年分を前払いする時も
あります。
(借)支 払 保 険 料(1年分)(貸)現 金(1年分)
そして、保険期間の途中で決算を迎えたとします。
たとえば、保険料を支払ってから8ヶ月経過したとしましょう。
決算日時点では、8か月分の保険料は、同じ年度に支払ってあり
ますね。
しかし、残り4か月分は、決算日時点で見ると、翌年度分の保険料
を前払いしたと考える事ができます。
そこで、翌年度分の4か月分は、当期の支払保険料(費用)を取り
消し、前払保険料という、資産勘定に振り替えるのです。
(借)前 払 保 険 料(4ヶ月)(貸)支 払 保 険 料(4か月分)
上記の仕訳は、決算手続の一環で行います。
大事な処理なので、しっかりとマスターしましょう。
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◆ 練習問題
次の取引を、仕訳・転記しましょう。
(1)当期の2月1日に、向こう一年分の保険料12,000円を現金で支払った。
(2)決算日(3月31日)になった。翌期分の保険料(4月1日から翌1月31日)、
10か月分は、期末時点で前払いなので、「前払保険料」として処理する。
【解答用紙】単位:円
<仕訳帳>
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(1)(借) (貸)
(2)(借) (貸)
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<総勘定元帳の一部>
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+ 現 金 -
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+ 前払保険料 -
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+ 支払保険料 -
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【模範解答】単位:円
<仕訳帳>
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(1)(借)支 払 保 険 料 12,000 (貸)現 金 12,000
(2)(借)前 払 保 険 料 10,000 (貸)支 払 保 険 料 10,000
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<総勘定元帳の一部>
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+ 現 金 -
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|(1) 12,000
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+ 前払保険料 -
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(2) 10,000|
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+ 支払保険料 -
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(1) 12,000|(2) 10,000
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※10,000=12,000×(10/12)ヵ月