第145回日商簿記3級の講評

今回は第145回日商簿記検定3級の全体の講評をしてみたいと思います。

簿記3級を受験された方、本当にお疲れさまでした。

 

頑張った方も、いまいち力が出せなかった方、色々な方がいらっしゃったと思いますが、今日までの努力を褒めてあげて、美味しい物でも食べて、少し休んで、明日以降簿記の勉強を推し進めてください。

では、今回の内容を簡単にお話したいと思います。

まず全体の講評としては、比較的標準的な問題ではないかと思います。

 

合格率も40パーセント以上いってもおかしくないと思っております。

前回もそうですが、非常に好印象を持っています。

 

試験の先生方は非常に工夫されて色々な問題を出されていて、非常に今回も良い問題かと思います。

 

例えば第四問は穴埋めでしたが、理論的な問題を出したり、マンネリ化しないような工夫もしながら、しかし理不尽な難易度ではないというように、少々新しい風を入れながら標準レベルの難易度を維持するというのはとても良いことだと思います。

 

今後もこのように実力が分かるような試験の内容にしてほしいと思っています。

まず、第一問ですが簡単に論点をまとめてみました。

 

第一問は引出金です。

旅費交通費を旅行代理店で払いましたが、一部は店主の個人的な旅行の宿泊代金です。

 

店主の個人的な支出は引出金あるいは資本金になります。

今回、勘定科目は資本金勘定を使いましょうということです。

 

引出金勘定があれば引出金なのですが、今回は資本金勘定が勘定科目の一覧表になっているので、今回は資本金を使います。

 

2問目は商品券の精算ということで、これは基本的な問題です。

3問目は手形の割引です。

今回は割引については割引料の計算があります。

 

額面800,000円の0.9パーセントなので、800,000円に0.009を掛けます。

01つ多くなることに注意してください。

 

800,000×0.009×73/3651,440円という割引料が出せれば、あとはそれほど難しくはありません。

ここで引っ掛かる可能性はありますが、それ以外はそれほど難しくありません。

 

4問目は土地の取得で、購入手数料400,000円は付随費用にあたります。

プラス、これは本体、35,000円×550㎡、19,250,000は未払金です。

 

買掛金ではありません。

このへんが分かって頂ければ良いかなと思います。

 

合計で19,650,000が答えになります。

土地の取得、固定資産の付随費用の扱いです。

 

5問目は所得税預り金です。

かつては預り金と言っていましたが、最近は所得税預り金や従業員預り金という言葉になります。

 

これは勘定科目の一覧表通りに書いて頂ければそれほど難しい仕訳ではありません。

ここは20点狙えます。

目標としては16点~20点を取りにいきましょう。

 

第二問ですが、勘定記入です。

このケースは最近多くて、柴山式の得意とするところです。

 

柴山式の簿記学習法で勉強すると、T字勘定を使って縦横無尽に取引を記録します。

柴山式総勘定元帳で学んでいる方にとってはそれほど難しく感じなかったと思います。

 

ここは満点も狙えますが、細かい所でイージーミスをするかもしれないので、10点満点中8点ぐらいを目標としておきます。

それほど難しくはありません。

 

第三問と第五問は処理の量が多いのでイージーミスをしやすいですが、丁寧に40分という時間を使ってください。

 

合計試算表ですから、1か月間の取引高の合計を出すという出題形式で、今回は比較的分かりやすい出題形式でした。

 

1130日(前月末)の合計があって、121か月の取引高が明示されています。

そして最後に1231日というふうに分かりやすくなっているので、比較的間違って残高試算表を書いてしまうことはなさそうです。

 

ここは合計資産表だということを意識して頂ければ今までの総合問題とそれほど変わりません。

 

満点も狙えますが、7割の21点以上は取りましょう。

標準的な内容でした。

 

第四問ですが、今回は滅多に出ない傾向で、これから予想される新しい考え方です。

実は日商簿記検定4級というのが今回で最後になるのですが、従来日商簿記検定4級の第一問でこのような理論問題が出ていました。

 

だから、簿記4級がなくなって初級という試験に変わりますので、移行期でもありますから、多分、従来の簿記4級の流れを簿記3級の第四問で引き継ぐのかと思います。

 

私は1つぐらい理論的な簡単な語句の穴埋めがあっても良いと思います。

しかも今回良いのは選択式なので、ゼロから思い出さなくても見て分かれば大丈夫です。

非常に論理的な思考が身に付きますので、私は良い問題だと思います。

 

個人的にはこういった少し理論的な問題も10点ぐらいの配点に入れて頂くと良いと思います。

この傾向を今後も少しずつ取り入れて出題してほしいと個人的には思っています。

 

勿論、伝票を入れることもありますが、こういった穴埋めも時々入れて、受験生の方には入門レベルでも少し理論を意識するというのもありだと思います。

ここは8点満点中4点か6点ぐらい取れるかと思っています。

 

最後の4つ目の選択肢は難しいです。

資本的支出に関係する話なので、建物という言葉なのですが、出てこないかもしれません。

 

簿記2級を勉強していれば分かります。

4つの穴埋めがありますが、このうち3つぐらいできれば良いかと思います。

 

最後の第五問は精算表で、今回は当期純損失が出るので見慣れないですが、あとはそれほど難しいところはないと思われますので、当期純損失で少し慌ててしまうかもしれません。

 

あるいは精算表が久しぶりということもあるかもしれませんので、やや難としましたが、標準レベルかと思います。

 

目標は7割ぐらいの22点から8割の28点という気がいたします。

22点以上取れれば合格ラインに乗ってきます。

 

最終的には低い方の点数を足しても71点いきますので、イージーミスをある程度しても70点取れるような問題になっています。

 

そして、ある程度しっかりと基礎力がある方はイージーミスをほとんどせずに解けば92点ぐらいまでは取れます。

 

今回は合格するにしても80点以上で合格する方が出てくるかと思います。

前回に続いて非常に標準的で良い問題だと私は評価しております。

 

合格率は40パーセント以上いってもおかしくないと思います。

ただ、実際に蓋を開けてみないと分かりません。

 

みなさんがイージーミスをすれば30パーセントぐらいまで落ちるかもしれませんが、最近の傾向としては極めて標準的で私は好感の持てる良い問題かなと思います。

 

そして、バラエティに富んでいて、ほどほどに応用力を試されます。

こういった出題傾向は今後も簿記3級で続けて頂きたいと思っています。

 

実力が出る良い問題だと思いますので、上手くいかなかった場合はそこをしっかりと初心に返って復習して、さらに次のレベルの簿記の学習に役立ててください。

ともあれ、今日は本当にお疲れさまでした。

 

これで145回簿記3級の講評を終わりにしたいと思います。

ここまでご視聴頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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