仮受金


仮受金とは、内容または金額が未確定の入金取引のことです。
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                              lesson.041
  ★ 5分で完結!小学生でもわかる簿記入門 ★      
          
                      2004.08.27
 関連HP  http://bokikaikei.net/       (月・水・金 午前中) 
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【CONTENTS】
 ○ 仮受金 
(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい) 
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 仮受金とは、内容または金額が未確定の入金取引のことです。
 例としては、銀行預金に振込みがあったが、振込人が誰か、またはどの
売上取引に対する入金かが、通帳の「摘要」欄に明確に書かれておらず、
内容が不明な場合があります。
 このような場合、借方に預金勘定を記入するところまでは良いのですが、
貸方の勘定科目名に迷ってしまいます。
 そこで、いったん、仮の集計項目(勘定科目)として、貸方に「仮受金」勘
定(負債勘定)を記入します。
 あとで、入金内容が明らかになったら、仮受金勘定を借方に記入して減額し、
貸方に、「売掛金」勘定や「前受金」勘定などの、適当な科目名を記入します。
(例)仮受け時
  (借)当 座 預 金  ××  (貸)仮  受  金  ××
   内容が明らかになった時
  (借)仮  受  金  ××  (貸)売掛金(前受金) ××
                    
                
 ◆ 練習問題
 次の取引を、仕訳・転記しましょう。
 (1)内容が不明の当座入金が、150,000円あった。
 (2)翌日、その内容が、A社に対する売掛金の回収であると判明した。
    
【解答用紙】単位:円
 <仕訳帳>
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(1)(借)            (貸)      
(2)(借)            (貸)
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<総勘定元帳の一部>
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 +    現   金   -   -    仮 受 金    +
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        |                |         
        |                |
 +    売 掛 金   - 
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     ×××| 
         |
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【模範解答】単位:円
 <仕訳帳>
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(1)(借)当 座 預 金  150,000(貸)仮  受  金  150,000      
(2)(借)仮  受  金  150,000(貸)売  掛  金  150,000
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<総勘定元帳の一部>
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 +    現   金   -   -    仮 受 金    +
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 (1) 150,000|         (2) 150,000|(1) 150,000
        |                |
 +    売 掛 金   - 
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     ×××|(2) 150,000 
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柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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