目標利益率を達成するための売上高

今回は、損益分岐点売上高の応用的な管理手法です。
前回は、目標利益の額を設定し、それに見合った目標売上高を求める、
というプロセスでした。

しかし、利益計画上、かならずしも利益の絶対額ではなく、たとえば売上高に対する××%の利益率とか、バランスシート上の総資産に対する
○○%の利益率を達成したい、というように、売上高や総資産に対する利益率を基準に利益目標を設定することもあります。

では、事例として、前節の損益計算書をベースに、次のような追加資料に基づき、「目標利益率を達成するための売上高」を求めてみましょう。

【追加資料】
(1)前期末のバランスシート上の総資産…12800万円
(2)予算案1 当期の目標利益率を、「売上高営業利益率8%」とする。
(3)予算案2 当期の目標利益率を、「総資産利益率7.5%」とする。

さて、これらの追加資料を基に、まずは売上高利益率8%を達成するための目標売上高を求めてみましょう。

計算式は次のとおりです。「X-0.6X-2880万円=0.08X」
これを解くと、「0.32X=2880万円」となり、答えは9000万円の売上高となります。

次に、総資産利益率7.5%を達成するための目標売上高です。
「X-0.6X-2880万円=12800万円×0.075」という式になります。

これを解くと、「0.4X=3840万円」となり、目標売上高は9600万円になりますね。結論として、予算案2の方が、目標売上高が高くなります。

利益率を目標とした売上高の計算、なかなかパズルみたいで面白いですし、実践的でもあります。この機会に、ぜひマスターしましょう。

目標利益率を達成するための売上高

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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