総資産圧縮の効果
総資産とは、バランスシートの左側に縦一列で並んだ「諸々の財産(資産)」の合計額です。
たとえば、平成18年の新会社法施行前の株式会社なら、設立時に最低資本金として1000万円からのスタートが原則として義務付けられていましたから、株式会社の総資産は、普通1000万円以上あるはずだ、と考えられますよね。
ちなみに、出資は金銭によるのが原則ですから、多くの株式会社は、設立当初、1000万円以上の現金
を資産としてはじめていることでしょう。
そして、次にパソコンや内装工事や機械設備や営業用車両などの設備投資をしますね。
こういった設備関連の投資資産を「固定資産」といいます。
つぎに、事業を始めるにあたって在庫を事前に購入しておかなければなりません。
在庫、すなわち棚卸資産は、通常営業開始したら短期間に販売され、売上代金として
回収されるはずです。
このように、短期的に資金化されるような資産を「流動資産」といいます。
以上、設立当初は現金預金として社内にあった資産が、その後、在庫や設備など、さまざまな
形に変わっていきます。
こういうのを、「資産内容(資本の運用状況)の変化」と表現すればよいわけです。
なお、たとえば在庫を多く抱えていれば、その保管費用や運搬費用などが比例して増大します。
また、設備を持っている場合には、固定資産税や修繕費や設備を維持する人の労務費など、
やはり関連コストが非常に多くかかります。
このように、資産総額が大きくなればなるほど、それに比例して資産の維持・管理コストが
無視できないほどに膨らむのです。
仮に同じ売上として、営業用の自動車を1台余計に所有していたら、
洗車費用
オイルの交換
自動車免許税
駐車場料金
修理代、
車検費用
高速料金
etc…
たとえば100万円の自動車1台に対して、年間で10万円を超えるキャッシュアウトが
どうやら計算されそうです。(しかも、ガソリン代抜きで)
こうなると、総資産コスト率(柴山命名)は、10%以上になるかもですよね。
あなたの会社、「売上を生まず、10%もコストを使わせている」金食い虫の資産、
抱えていませんか?
2006年3月3日の日経新聞・夕刊1面では、松下電器が3年計画で総資産1兆円の
圧縮を目標にする、と報じています。
もともと8兆円前後の総資産を抱えている松下は、今後その規模を8分の1減らそう
としているのだから、すごいことです。
でも、おそらくこれは、先見性の高い数値目標で、私個人としては好感です。
総資産は、常に「コスト発生の元凶でもある」ということを、しっておきましょう。
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【読者様からのご感想(一部)】
柴山会計ラーニング株式会社
柴山様
初めまして、○○と申します。
株の世界に飛び込むにあたり、基本となる財務諸表の解読を試みようとしてた矢先にこのメルマガを発見いたしました。
これから階段を上り始める私にとってもっとも良い教材にめぐり合えたと感じております。またセミナーの機会がありましたらぜひ参加させていただきます。
こんにちわ、○○屋です。
感想が遅れてすみません。プリントアウトして時間のある時に
読んでましたので遅れてしまいました。
私は父親から会社を継いだ2代目です。しかも、営業実務を主として、働いており経理面は全て父親が行なってました。
しかし、ある日、父親が急死し、後を継ぎ会社を運営して行くようになりましたが、実務は問題なかったのですが、経理面がまったくの素人で、人に聞いたり、本の読んで勉強しましたが今ひとつ良く理解できませんでした。その時、このメルマガに出合って、非常に細かく判りやすく教えていただけるので、
非常にありがたいと感じております。
本日、追加でキャッシュ・フローの分を登録させていただきました。
これからも色々と憶えて行きたいので、よろしくお願いします。
ありがとうございました。



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