「頭がいい」の3類型と、地頭力について

今日の昼間に書店で見ていて面白いと思って「地頭力を鍛える」という漫画の本を買いました。
このコンセプトが面白いのでご紹介しようと思います。

細谷功さんが書いた本ですが、漫画でも普通の本でも良いと思いますが、宜しければ読んでいただければと思います。

「頭がいい」には色々な定義が考えられるということで、3つあります。
詳しくは本をご覧ください。

簡単に言うと、知識量が多い(物知り)場合の頭がいいと、臨機応変に空気を読んで対応ができるということがあります。

テレビのバラエティ番組でタレントや司会者の方などはその場の空気を読んで流れを変えたり話を進めたり、まとめができる対応力があります。

そして3つ目がこの本のテーマになるのだと思いますが、地頭がいい人です。
地頭というのは何かということですが、既存の知識はネットでも拾えますし、変化の激しい時代にあって多くの知識は陳腐化しやすいという側面があります。

ですから、これから求められる最も重要な頭がいいタイプは新しい問題を解決する人です。
全体像を把握しながら新しい問題に対処する問題解決能力が地頭力ということで、これからの人材はこういった変化の激しい時代にその場で問題を解決する力が大事です。

おそらくロジカルシンキングみたいなことも関係すると思うのですが、新しい問題に対して全体を俯瞰して最も適切な解決策を作り出すということです。

先ほど申し上げた機転が利くというのは「空気を読む」というイメージがありますが、地頭力というのは既存の知識では対応できない新しい問題についてその場で解決策が出せるという柔軟な発想や視点なのでしょう。

高度成長期の比較的未来の予測がしやすい場合には知識量が多いほうが有利だったことがあります。

あるいはインターネットが発達していないので何かの知識を調べるのが大変だった時代がありました。

そのときには知識量が多いということが非常に重視されましたが、今はインターネットもありますし情報を調べる手段がいっぱいあります。

そういった状況、あるいは変化が激しいのですぐに知識が古くなってしまう可能性があります。

そういった場合は、知識量が多いというタイプよりも地頭力があるというほうが重宝されるのかなという気もいたしますが、そうは言いながらも知識量が圧倒的に少ないと話にならないので、バランスだと私は思います。

一定量の知識量があって、その上で機転も利きながら地頭がいいという、ある意味欲張りな考えですが、これは結構大事です。

知識量が全然ないのでは話にならないですし、いちいちインターネットで調べていたら埒が明かないです。

ですから、ある程度の知識量も必要だし、機転が利くという柔軟な対応力も多少は必要です。

それらも持ちながら、これからはより地頭力を高めることに時間をかけましょうということです。

知識量を軽く見ていいというわけではありません。
何かあるたびにいちいち「ネットで調べます」と言って席を外していたら「知識がない」と思われてしまうので、ある程度の知識は必要です。

ある程度のバランスの上に地頭力が高いと無敵の人材ということで、色々な企業やグループの欲しい人材になるかもしれません。

この本は参考になるので読んでみると良いと思います。
頑張ってください。

私はいつもあなたのスキルアップ・成長を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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