人材の「材」は木材の「材」で正しい

今回の「前を向いて歩こう」は、「人材」という言葉について考えてみたいと思います。
私が経営コンサルティングをやるときに参考にさせて頂いているものに、竹田陽一先生のランチェスター戦略があります。

色々な教材が出ていて、全て合わせると100万円以上するのですが、私もコツコツ教材を買っています。

竹田先生は私が小さい頃から経営コンサルティングをやられていて、ランチェスターを学んでいるので、キャリア的には私とは比べ物にならないほど長いですし、色々な年配の経営者の方から尊敬されていて、私も非常に参考にさせて頂いています。

今回取り上げる「人材」という言葉の成り立ちについては、「できる従業員の育て方」という、社長の経営方針を確実に伝える寺子屋式による差別化学習法ということで、社員教育に関する教材を竹田先生は出されています。

このプログラムの中から一部を紹介いたします。
竹田先生のお話はとても面白く、こういった言葉があります。

よく「ジンザイ」という言葉を使うときに、「ザイ」は材料の「材」以外にも財産の「財」という漢字をあてることがあります。

人事コンサルタントの方の中には格好良い言い回しで「ジンザイとは材料の材ではなく財産の財であるから、我々は『人財コンサルタント』だ」と言う方もいらっしゃいます。

それはそれで1つの考え方として構わないと思います。
しかし、竹田先生によるとこれは違う解釈ができるとお話しています。

竹田先生は正しい言葉の成り立ちについてよくお話されます。
まず、「材」についてですが、今の木は昔と違って植林なので天然の力強さがありません。

天然の木というのは真っ直ぐではないし、癖があって節がたくさんあります。
節がたくさんあるということは強くて腐りにくいのだそうです。

天然の木というのは癖があがって曲がっているので、それを組み合わせて建物や船を作るのは大変です。

しかし、だからこそ良いのです。
真っ直ぐな木の場合、1つの方向からの力が加わるとすぐにポキッと折れてしまいます。

植林の木というのはある意味でひ弱です。
それに対して、大昔の天然木というのは癖があって凸凹しているけれども強いのです。

だからこそ色々な力に対して耐久性があるのです。
そういった癖のある木を組み合わせて良い物を作るので、昔の建物は頑丈だということが言われます。

そういった癖のある、しかし力強い木を沢山組み合わせて船や建物を作るという、材料を上手く組合わせる力量、すなわちマネジメントです。

適材適所の「材」は財産の「財」ではなくて木材の「材」なのです。
つまり、社員というのはいい仕事をする、癖があって、節が沢山あるけれども、上手くマネジメントをして組み合わせるとすごい仕事ができるのです。

従って、適材適所の「材」は木材の「材」なのです。
社員にも色々な癖があります、だから、個性がある社員がいたほうが良いのです。

癖のある社員をまとめるほうが良い組織ができます。
同じようなことを考える社員ばかりだとひ弱な組織になってしまいます。

昔、巨人が4番バッターばかりを集めてかえって勝てなくなった時期がありました。
同じようなパターンの人ばかりを集めてしまっても、たくましさがなく、環境の変化に対応できないのです。

そのような意味では、材というのは凸凹で良い、要するに色々な人が入っていいのです。
社員というのは木材の「材」のほうがしっくりきます。

いい仕事をする人であって、金儲けではありません。
金儲けは後からついてきます。

金儲けばかり考える財産の「財」ではないということです。
人材は柱です。

それに対して財産の「財」ですが、よくコンサルティングなどで格好良く使われますが、財産の「財」はどちらかというと貝(お金)+才能です。

すなわちお金を増やす才能ということです。
お金を増やすというのは全体の事業のことを指すのであって、1つ1つの仕事のことではありません。

木材の材である材料を組み合わせて、1つ1つ良い仕事をして、それを全体としてアレンジした事業のことがお金を増やす才能です。

従って、特定の仕事を上手くやるというのではなくて、事業全体に目を行き渡らせてマネジメントをする社長が財産の「財」なのです。

財産を扱う人というのは社長ですから、これを社員に当てはめてはいけません。
社員に「人財」という字をあててしまうと、金儲けしか考えない社員になってしまいます。

金儲けは社長が考えるべき仕事であって、お金を増やすことを社員に強要してはいけないのです。

社長の仕事を社員に投げてはいけません。
「人財」の「財」というのは社長自身を示していますので、社員に向かって「お金を増やせ」というのはおかしいのです。

社員というのは良い仕事をする人、すなわち「材」なのです。
社員をまとめてお金を増やす事業として育てるのは社長、すなわち社長が「財」です。
ジンザイの「材」は木材の「材」を使ったほうが私はしっくりくると思います。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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