期末商品の決算整理(基本型・三分法)~日商簿記1級・2級合格~

今回の「頑張ろう日商簿記1級合格」ですが、商業簿記・会計学でよく試験で問われる期末商品に関する決算整理仕訳について、基本形を一緒に考えてみたいと思います。

これは日商簿記検定2級の第三問商業簿記でもよく出る処理ですので、この機会に基本を理解しておきましょう。


簡単な事例を用意しました。
仕入と繰越商品と売上勘定を使う三分法という方法です。

期末の帳簿棚卸高で商品が100個あるとします。
ボックスを書きますが、このボックスのパターンは柴山式日商簿記検定2級や1級講座でも紹介をしているので、この機会に書けるようになってください。

100個の商品が96個に減って、90個は正常品です。
縦軸は単価で、100円がスタートの原価です。

原価100円で100個なので、元々は10,000円で登録します。
繰越商品のT字勘定借方が10,000増えます。

仕訳は(借方)繰越商品10,000 (貸方)仕入10,000です。
繰越商品は資産勘定で、仕入は費用の取り消しです。

それから、倉庫に行ってみて実地棚卸をしてみたら100個のはずが96個しかなかったので、4個減りました。

これを棚卸減耗と言います。
そうすると、この分は原価100円×4個なので400円が棚卸減耗となります。

繰越商品のT字勘定の貸方に400を記入してマイナスします。
ここでいったん9,600になります。

仕訳は(借方)棚卸減耗損400 (貸方)繰越商品400です。
棚卸減耗損400は売上原価などの費用になります。

そして繰越商品400はその分の資産が減ります。
それでは第2段階です。
商品評価損は2つあります。

まずは、倉庫の中を見てみたら96個のうち6個だけ保管状態が悪くて状態が悪くなっていました。
評価損は個別に悪くなっているものをまず計算します。

評価をしたら100円の原価のものが80円まで下がっていました。
6個について80円まで評価を下げるので、差額は20円です。
つまり、(100-80)×6個=120円となりますので、まずは120の評価損を計上します。

そして2つ目ですが、正常な品物でも市場価額が下がったことによって全体が1円ずつ下がってしまいました。

期末の市場価格(時価)-見積もり販売コストを引いて商品売却価額というのを計算します。

市場価額が下がったことによる処分価値のマイナスがあります。
その原価と商品売却価額との差額が評価損になります。

従って、90個の残りの正常品については1個について1円下げていきます。
(100-99)×90個=90円が評価損になります。

従って、市場価額の現象による評価損90と、6個について個別に評価損を計上した120の合計210を商品評価損とします。

これは繰越商品のT字勘定の貸方に記入して210減らしました。
仕訳は(借方)商品評価損210 (貸方)繰越商品210

商品評価損は売上原価などに含めて、繰越商品という資産を減らします。
従って、いったん借方に10,000を計上したあと、棚卸減耗損ということで繰越商品を400減らし、次に商品評価損という形で合計210を減らします。

ということは10,000-610で棚卸資産は9,390まで下がります。
これが実際の期末の繰越金額です。

これが貸借対照表に載ってきます。
この一連の処理をスムーズにできるように、何度も何度も練習してください。

この計算例でも構わないので、5回10回練習して、期末商品の3本の仕訳とボックスと繰越商品のT字勘定の3点セットをできれば5回以上練習して5分以内に全部できるように練習してみてください。

これは日商簿記検定1級・2級や税理士簿記論などの上級レベルの資格でも参考になる、土台となる知識ですので、この機会にしっかりマスターしてください。

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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