2つの手段が対立したら、お互いの要望をしっかり聞こう!

今回の「前を向いて歩こう」はビジネスや人間関係の問題解決にも使える、応用範囲が広い話です。

 

問題解決といえば「ザ・ゴール」という本でおなじみのTOC(制約条件の理論)というものがありますが、そこからヒントを得ている話です。

例えば、AさんとBさんがいて、よくある一番大きな対立というのは、「現状を変えたい」という積極的なAさんと、「今の状態を維持しておきたい」という慎重派のBさんの2つの対立があります。

 

会社や、学校の三者面談、将来の相談など、色々な相談があります。

家族、夫婦、恋人、友達、同僚、上司、部下など、仕事にしろ、プライベートにしろ、対立する1つの基本パターンは「変えたい」という人と「変えたくない」という人の対立があります。

 

これは手段の対立で、手段にフォーカスしてしまうと具体性がありすぎて範囲が狭いです。

プラン・アクションの対立というのはなかなか解消しません。

 

こればかりみてしまうと、どちらかが妥協するとか、勝ち負けになってしまうので、まずは手段のところをいったん置いて、そもそもなぜこの手段を選んだのかという、上のさらに抽象的なレベル、ニーズを確認します。

 

例えばAさんが「変えたい」と言っている場合は、環境が変化しているのだから、それに合わせてチャンスを探り、チャンスを活かしてどんどん成長していく方が組織の維持発展に繋がる、これはさらに一番上の概念のゴールが共通していることが大事です。

 

AさんとBさんの対立はプランという具体的な段階では対立していますが、一番上のゴールは共通していることを確認しなければいけません。

 

そもそもゴールが違っていたら議論になりませんので、この問題解決の大前提はゴールが共通していることです。

 

2人が所属しているチームが組織として維持し発展を遂げていくことが2人に共通するゴールということならば、これに向けてそれぞれの強調する部分が違うから一番具体的な手段が対立するわけです。

 

手段だけをみてしまうと喧嘩になります。

手段にフォーカスすると視野が狭くなるので、柔軟なアイデアが出にくいです。

 

では、「組織の維持と発展」という最終ゴールと、「変えたい」「変えたくない」という具体の部分を確認したら、今度は間をとって、ゴールから派生するニーズ、お互いの気持ちは何かを確認します。

 

実は組織の維持発展というところでもチャンスを活かして成長するという側面がとても大事だと思っているのがAさんで、Bさんは闇雲にトライして致命傷を負うような余計なリスクを避けて、しっかりと組織を安全に運営したいのです。

 

どちらも共通ゴールから出てくる話です。

どの局面を強調するかで違ってくるのであって、最後のゴールは同じなのだから、ゴールが同じならば話し合う余地があるし、第3の素晴らしいアイデアが出る可能性があります。

 

ですから、妥協をするのではなくて、お互いのニーズの違いを確認します。

しかし、違っていてもこれは擦り合わせることができます。

 

Aさんの「チャンスを活かして成長する」というニーズと、Bさんの「余計なリスクを避けたい」というニーズから確認します。

 

どちらの手段をとるかという、「右か左か」ではなくて、ニーズを活かした形で第3の案が出せないかということです。

 

チャンスを活かしたいというニーズを満たしながら、Bさんの余計なリスクを避けるという2つニーズを調和させるような第3の案がないかということをお互いに考えます。

これはあり得ます。

 

例えば、一斉に全てを変えるわけではなくて、「8割は変えなくて、予算の2割は配分して、この部分はチャンスを見つけるための調査に充てましょう」というふうに第3の選択肢が出ます。

 

それは、手段で変える方向をとるのか、変えない方向をとるのか、多数決で決めようとすると、常に勝ち負けのコミュニケーションになってしまいます。

 

7つの習慣」で言うところの「Win-Loseの関係」で常に衝突しようとするとコミュニケーションも取れませんし、モチベーションも下がります。

 

だからAさんはBさんのニーズを聞くのです。

なぜ変えたくないのかということをしっかり考えます。

 

BさんはAさんの「チャンスを活かして成長」というところを理解します。

お互いに聞く力を発揮します。

 

聞く力を発揮して、お互いに相手の要望を聞き合います。

その上で、手段に拘らずに第3の案をどうやったら出せるかということを考えます。

 

ですから、手段という具体に拘りすぎず、その上の要望をお互いに理解し合いましょう。

そして、最終的には目的が共通しているという土台の上にお互いにニーズを理解し合って第3の案を出します。

 

これが対立を解消する最も健全なプロセスです。

一見遠回りかもしれませんが、長い目で見て成功しやすいのはこのパターンです。

 

手段でどちらをとるのかという勝ち負けでいかないようにしてください。

そのようになる傾向のある組織というのは、ギスギスしてなかなか難しいです。

 

手段の勝ち負けばかりで争わず、その上のニーズをお互いに確認し合って、お互いのニーズを満足させるような、より素晴らしいアイデアを出すというのが会議・議論・ディスカッションというものです。

 

ぜひ参考になさってください。

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しております。

ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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