残り10分でプラス4点を目指そう!【日商簿記1級】

今回は、最後の10分間の過ごし方について考えてみたいと思います。

66点以上を取って、あと一歩というところで不合格になる方がたくさんいらっしゃいます。

「66点で落ちた」「68点で落ちた」という話を毎回のように聞きます。

60点台前半であれば合格まではまだ遠いという感じがしますが、66点以上であれば惜しいです。

 

こういう場合というのは、大抵イージーミスを2・3箇所していて、それなければ70点を超えて合格していた可能性があります。

できる問題を落としているのです。

 

普段の例題と変わらないレベルの問題なのに、時間が足りなくてできなくて得点できないケースもあります。

 

なぜ時間が足りなくなるのかというと、本来ならばやらなくてもいい難しい問題を追いかけていた可能性があるからです。

 

できる問題・できない問題の判断の仕方を間違えてしまうと、受かるものも受からないということがよくあります。

 

簿記2級や簿記3級と違って、簿記1級というのはなかなか満点近くが取りづらいので、取れる問題を取って75点ぐらいを目指すのが一番いいのです。

 

最終的に会計士を目指すならば85点以上を狙ってもいいですが、70点台で簿記1級に合格しても会計士に合格している人を何人も見ています。

ですので、簿記1級の点数にはあまりこだわる必要はありません。

 

85点以上を取るのと75点ぐらいを取って合格するのでは、雲泥の差があります。

この10点の差をつけるのに、1年ぐらいの勉強期間が必要だと思っています。

 

それぐらい簿記1級で85点以上を取るのは難しいです。

85点以上取るには1,000時間以上勉強する必要があると思っています。

 

1,000時間以下の勉強で85点以上を取る人というのは、相当センスがある方か、勉強が得意な方です。

 

1,000時間以上かけて85点以上を狙うという勉強法もありますが、柴山式では忙しい社会人の方などのために、その半分の500時間以上から合格を可能にする、基礎力重視の勉強法なので、75点から80点で合格するようなカリキュラムになっています。

 

80点を超えるのと70点台後半を目指すのとでは勉強法が全然違いますが、柴山式は確実に7割を超えるための基礎力を身に付けるために、一般的な専門学校や市販本よりもインプットをかなり圧縮しています。

 

しかし、これをしっかりやれば7割はコンスタントに取れるような内容になっています。

80点を上限として、イージーミスをしても75点以上は取れる勉強法です。

 

ここでポイントになるのは、イージーミスなのです。

ギリギリで落ちる人というのは、イージーミスが原因であることが多いのです。

 

配点が1点もしくは配点が無いような難しい問題で10分を浪費するならば、その10分を使って今まで解いた問題に取りこぼしが無いかどうかを見直したほうが、結果的に70点を超えることが多いです。

 

最後の10分間は、次の問題を解くのか、今まで解いた問題のうち配点が高そうな部分をミスしていないかどうかの見直しをするのか、どちらのほうが得点アップに繋がるのか見極めてください。

 

商業簿記であれば基本的な計算など、間違えていないかどうかを10分間で見直してみてください。

 

そのときに、もしミスを見つけて直せば得点できます。

仮にその部分の配点が1点であれば、4箇所ミスを直したとしたら4点稼げます。

 

4点プラスされるのは大きいです。

それが合否を分ける可能性があります。

 

68点、69点で2回連続不合格になっている人を実際に見たことがあります。

2回連続ギリギリで不合格になっている人というのは、何か理由があるのです。

 

残りの時間でイージーミスをしていないか見直すだけで、合格する可能性があります。

残り10分間を難しい問題を解くために使うのか、それとも今までやった問題を見直して修正するのか、それはあなたの判断に任せます。

 

その判断する力を過去問などの練習で身に付けてほしいのです。

絶対ということはありませんが、今までの経験上、問題の見直しをする時間があると合格率が上がります。

 

10分が難しいのならば5分でもいいので、見直しの時間を作るようにしてください。

見直しの時間を考えて時間配分を考えてみてください。

 

見直しによって2点から4点上がるだけで70点を超えることが実際にあります。

ですので、見直しをする癖をつけてください。

 

私はいつもあなたの日商簿記検定1級合格を心から応援しております。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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