対話(コーチング)の技術として、『質問』を行う重要な目的とは?

対話のスキルの中で「質問」というのがありますが、今回は対話(コーチング)によって相手の成長や問題解決の力を高めるコミュニケーション技術についてのお話をします。

 

「コーチング」という名前はビジネスマンの方であればどこかで一度は聞いたことがあるかもしれません。

1日研修などをやるのですが、1日話を聞いただけではなかなか習得できません。

本来コーチングというのは、聞いたことを3か月~半年ぐらい、コツコツ日常業務や生活の中で活かして始めて実感できるものです。

 

1回聞いただけでは、なんとなく言っていることは分かるのですが、実感できません。

そのため、なかなか身に付かないことも多いのですが、この動画を1つのきっかけとしてコーチングスキルに興味を持って頂ければと思ってお話をします。

 

最も有名な言葉で「ラポール」と言ったりします。

「相手との信頼関係を築くことが会話の第一歩である」というのは言われれば当たり前の話ですが、ではどうやって信頼関係を築くか?というところまで掘り下げなければいけません。

 

そのときによく言われるのが「聞く力」ですが、これも「聞くなら分かるよ」とよく言われます。

 

昨日、私はAbitusという所でCIA(公認内部監査人)の方のコーチング技術に関する講演を新宿で行いました。

 

当日は35名ぐらいの方が出席されて、8割ぐらいの方に「すごく良い」と言って頂いた内容の1つに「コーチングと監査の共通点」という話がありました。

 

相手との信頼関係を築く上で、実は話している相手自身の中に答えがあるということを気づかせる、あるいは本人が気づいてない答えを引き出すというのがコーチングの1つの大きな成果であったりします。

 

その中で「質問をどうするか」ということが大切です。

「質問力」とも言いますが、正しい質問をすると正しい思考にいきます。

 

これはテクニカルな部分もあるのですが、そもそも「なぜ質問をするのか?」ということを今回は一緒に考えてみたいと思います。

 

なぜ質問をするのか?

これはセルフクエスチョン(自問自答)と思えばいいです。

 

自分に対して正しい質問をすると、自分の中で正しい解決策が導き出されます。

人間というのは自分の頭の中にある知識や過去の経験の中に解決策があるのですが、その正しい解決策を選び出せないことが失敗する理由の1つです。

 

従って、真剣に自分の過去の知識や経験を探って、解答で導き出せれば今後のパフォーマンスが変わってきます。

 

まず、質問の内容をどうするかというテクニックの前に、なぜ質問をするのかを知っておくと違ってきます。

 

なぜ質問をすると思いますか?

昨日、監査人の方に話を聞いていて思ったのが、「質問する」というのは何をするのかというと、「情報を得るため」というイメージが強いのです。

 

これは尋問の「尋」です。

しかし、これは相手が萎縮してしまいます。

 

情報を取ろうとする質問は、相手側からすれば要求されてばかりになってしまうので、質問を受ける側も嫌になってしまうのです。

 

そうなると、必要最小限の答えしか出さなくなってしまいます。

これは自問自答でも同じです。

 

では、その場合どうするかというと、聞く時には相手に考えさせるような質問をするのです。

 

そのような質問をするとどうなるかというと、相手は「そこを聞いてくるの!?」と不安に思うのです。

 

思いも寄らないことを聞かれて「えっ!?」と思います。

要するに、安心していた心の状態が少し揺らぐのです。

つまり、相手の心理状態を不安定な状況に置くというのが質問の大きな目的なのです。

 

人間というのは安定を望むので、安定しているとその安定した状態に乗っかったまま動こうとしません。

最も怖いのはこれなのです。

 

世の中というのは見えない所で刻一刻と変化しているのですが、それが半年・1年・5年・10年となると目に見える形で表れて、取り返しのつかない変化になってしまって、それに付いていけなくなってしまうことがあります。

 

変化に付いていくためには、常に自分が変化する心持ちでいなければいけません。

しかし、本能としては変化することを嫌いますので、本能に逆らう行為をしなければいけません。

 

質問することによって「今のままで良いのだろうか?」というように相手を不安な状態にします。

 

このように相手の心を不安定な状態に置くというのが質問の大きな目的なのです。

これは自分に対して何かを考える時も同じです。

 

「今のままで良いのだ」という発想は一切捨てて、「どうやったら今の状態から脱却できるか。もっと高いレベルに行けるか」というように、敢えて自分の心を時々不安定な状態に置くために質問をします。

 

そうすることによって新しいアイデアが出てきます。

新しい発想や新しい行動を起こすには勇気が必要です。

 

その勇気の前提となるのが「不安定な状態」なのです。

不安定な状態に身を置くことによって、危機意識を高められます。

 

危機意識や不安定な状態というのは嫌なので、だから人は変わろうとするのです。

敢えて不安定な状態に身を置くというのが質問の大きな目的なのです。

 

ぜひ、これを意識して質問力を高めてみてください。

具体的な質問テクニックについてはまた別の機会にお話をします。

 

今日は「なぜ質問をするのか」という、質問の重要性についてお話をしました。

特にコーチングの世界では質問のない会話というのはあり得ません。

 

日常会話でも、威圧的ではない、相手を程よく不安定な状況に置くような上手な質問を考えてみましょう。

 

私はいつもあなたの成功・スキルアップを心から応援しています。

ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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