高卒で公認会計士は、大手監査法人に就職できないか?【お悩み相談】 

今回はお悩み相談ということで、視聴者の方からのご質問にお答えしたいと思います。

早速ですが、いただいたご相談を紹介します。

「私は現在20歳の高卒無職です。先日、ある大手専門学校の無料セミナーで受講相談を受けてもらったのですが、『高卒では会計士試験に合格しても大手監査法人の就職は厳しい』と言われました。やはり高卒では大手には就職できないのでしょうか」というご質問です。

 

最近、私の指導で会計士試験の短答式に合格した方もいらっしゃいます。

監査法人への就職活動もしているので、いろいろと最新の事情を聞いてみると、面白いことが分かりました。

 

4・5年前は就職が非常に厳しくて、合格してもなかなか就職できなかったという時期があったのですが、最近は一般企業と同じで人手が足りない状況だそうです。

 

会計士の人手が足りないので、現在は短答式の合格者でも歓迎される状況であるそうです。

先日就職活動に行ったときには、エレベーターの入口から待っていてくれたという、少し前からすると考えられないような状況になっているようです。

 

会計士業界の就職というのは景気によってかなり左右されるので、良いときはすごくいいですが悪いときは本当に厳しいです。

しかし、現在は良いので、追い風だと思ってください。

 

総論ですが、高卒で大手監査法人への就職が厳しいかというと、2016年の今の段階で言うならば、かなり就職しやすくなっています。

 

短答式の合格者であっても、監査法人で働きながら論文式試験を受験できるという状況になっていて、私が監査法人に入った30年近く前の状況に近づいてきていると思います。

あの当時はバブルほどではないですが、かなり良い時期でした。

 

それ以降も2005年ぐらいに良い時期があって、そのときにも人が足りない状況がありました。

 

それから2010年頃は厳しくなっていたのですが、そこから今は良くなってきて、現在は論文まで合格していなくても、あるいは30歳を超えていても就職しやすくなっているので、今はチャンスかもしれません。

 

そういう意味では、大手監査法人の就職は厳しいかというと、以前ほどは厳しくないと思うのでチャンスはあると思うので、受けてみてもいいと思います。

 

現状では、前よりは就職しやすくなっているので、就職の可能性は高まっていると個人的には思っています。

 

そして次がポイントなのですが、就職するときに本当に大手監査法人である必要があるのかということは、ご自身で考えてください。

 

私も大手監査法人にいたことがありますが、入ると多少の毛並みというのはあります。

今は入ることについて悩んでいると思いますが、入った後のキャリアのほうが長いので、入った後のことも考えてみてください。

 

私は埼玉大学に入るために1浪していますし、正直言って学歴もそれほどでもないと思っています。

 

性格もこういう感じなので、何か突出したものというと、変わった性格ぐらいしかありません。

 

たとえば、大手企業グループの役員の息子や立場が強い人間の息子や知り合いのコネで入ると違ったりします。

 

入った後のほうが人生長いのだから、ギリギリで大手に入ることが本当に幸せかどうかは分かりません。

 

ギリギリで大手に入るぐらいならば、準大手を選ぶという手もあります。

先日聞いたところでは、準大手監査法人であれば高卒もいます。

 

たとえば優成監査法人のケースで言うと、元阪神タイガースのプロ野球選手の奥村さんという方が現在公認会計士をやられています。

 

奥村さんは高卒ですので、中堅や準大手ならば実際に就職している方がいらっしゃいます。私の想像ですが、大手であっても前ほどは厳しくないので可能性はありますが、ギリギリ引っかかる形で大手に入ることが幸せなのかどうかは分かりません。

 

中堅や準大手であってもしっかりした監査法人はありますし、そこでいろいろなことができます。

 

私が大手監査法人にいたときには、業種ごとに分かれていて、組織がかなりシステマティックになっていて個性の入る余地がほとんどありませんでした。

 

だったら、中堅の監査法人でいろいろなクセのある人と接したりすることで、違った差別化ができるかもしれません。

 

もし自分が学歴にハンデを感じているのならば、むしろクセのある会計士を目指してもいいかもしれません。

 

たしかに大手の監査法人は学歴の良い人は多いです。

私なんかも学歴でいうと下のほうですので、私のような人間は違ったところで勝負するしかありません。

 

もし出世するならば、入った後も厳しいです。

だから、「入れるかどうか」と言われれば、入れるかもしれませんが、入った後のことも考えるならば、大手監査法人だけが選択肢かというと、そうでもありません。

 

中堅や準大手でもしっかりやっているところはありますし、ノウハウは身に付きます。

それほど遜色はないし、もしかしたらもっとフレンドリーかもしれません。

 

あるいは、会計事務所で監査をやっているところもありますし、きちんとしたところがあります。

 

ただ、待遇は大手や準大手の監査法人よりも下がるかもしれないので、準大手や中堅の監査法人を狙うのはありだと思います。

 

入った後のほうが長いので、入ってからのことを考えて就職先を選んで欲しいと思います。

監査法人以外ですと、中堅以上の企業の経理も経理実務が学べますので、選択肢に入れていいと思いますし、コンサルティング会社に入るのもありです。

 

ですから、選択肢は大手監査法人だけではありません。

もちろん、就職は厳しいかもしれないですが、以前よりは入りやすくなっているので、可能性はあると思います。

 

ただし、ギリギリなんとか引っかかった状態で入ったとしても、入ってからいろいろあるかもしれませんので、それを考えた場合は、私がもし親戚から同じ相談を受けたら、「準大手でいいじゃん」と言います。

 

私は入りやすいところに入ったほうがいいと思っています。

ということで、ご質問の回答としては、もちろん、最後はあなた自身の努力ですが、就職は前よりもしやすくなっているので、チャンスは広がったのではないかと思っています。

 

ただ、監査法人でみると「大手である必要があるのか?」ということも考えてみてください。

 

いろいろな選択肢がありますから、ここ1・2年ぐらいで短答式の合格を目指しましょう。

いろいろなことも身に付きますので、ぜひ頑張ってみてください。

 

私はいつもあなたの会計士の学習、勉強、そしてキャリアアップを応援しています。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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