苦労したと感じる分野では、成功しにくいのかどうか?【視聴者からのご質問】

今回はいつも観ていただいている視聴者の方からのご質問に回答したいと思います。

先日、長野から丸田さん親子にお越しいただいてインタビューを行いました。

 

小学校5年のお姉さんは簿記2級に合格し、現在小学校2年の弟さんは1年生のときに簿記4級に合格して、簿記3級合格もあと一歩のところまで来ています。

そのお2人のことを紹介して、「大人でも苦労するような簿記の勉強を、本人たちは苦労と思わずに楽しんでやっている。彼らのように楽しんでやれば、結果がついてくる」という内容のお話をしました。

 

そのお話を受けて、「逆に言うと、苦労したと感じる分野では、成功しにくいのでしょうか」という質問があったのです。

 

この方の質問の背景をご説明しますと、上場企業で3年ほど経理の仕事をされているそうですが、この間にやりがいを感じたことがなく、デスクワークは合わないのかとお感じになっている部分があるそうです。

 

苦労をしているという印象のほうが多いようで、そうすると今のご自身のお仕事や将来に対して不安を持ってしまいます。

 

簿記検定2級には合格されているようですが、そのときにもあまり簿記が好きとは思えなかったというのが正直なお話だったそうです。

 

この方は学生時代に陸上競技をやっていらっしゃったそうですが、為末大さんが「その道で成功するには、『初めてやったことなのに案外簡単にできるな』と思う分野で勝負するのが一番成功への近道」ということをおっしゃっていたそうです。

 

たしかにそういった判断基準もあると思います。

しかし、それがすべてではないと私は思っています。

 

もちろん為末選手の言っていることも、1つのことを成し遂げた方なので、非常に有効なアドバイスです。

 

しかし、最初に「案外簡単にできるな」と思ったからといって成功するとも限りませんし、最初は「難しいな」と思っていたことでも、あとで成功することもあるかもしれませんので、ケースバイケースだと思います。

 

では、何が重要なのかというと、これは私なりの1つの解答例ですが、「受け止め方」の問題ということです。

実はどんなことでも興味を持つことができます。

 

たとえば、先ほどもお話した丸田さんの小学2年の弟さんは簿記4級に合格しましたが、彼は幼稚園の年少さんのときにお姉さんが簿記の勉強をしているのを見て「なんとなくお姉ちゃんが楽しそうだからやってみた」と言っています。

 

しかし、お姉さん自身は最初は難しいと思ったそうです。

最初は難しいと思っていたそうですが、問題が解けるようになったら楽しかったり、簿記検定に合格したことによる充実感が伝わってきました。

 

難しいと思って、それなりに苦労を感じているかもしれませんが、自分の行動自体については、「つらい」よりも「楽しい」のほうが上回っているのではないかと思っています。

 

つまり、本人の受け止め方なのです。

端から見ると「大変そうだね」と感じるのですが、本人の受け止め方の問題で、どんなことでも興味を持つことです。

 

そして、この弟さんが面白いのですが、最初は自分で簿記をやりたいと思ったわけではなくて、お姉ちゃんが楽しそうだからなんとなくつられてやってみたそうです。

 

ただ、お姉ちゃんがそうだったように、実際に簿記の勉強をやってみるとそんなに楽しいものではないと思うのです。

 

でも、始めてみたらのめり込んだのです。

これは受け止め方の問題だと思うのです。

 

大人でさえ「簿記はつまらない」と思う人がたくさんいるなかで、この子どもたちは簿記をゲームのように楽しんでいます。

 

もちろん苦労はしたと思いますが、それを自分なりに受け止めて、それを上回る楽しさを持つように自分の気持ちを仕向けたのではないかと思っています。

 

これについては、私が会計士を目指した動機を絡めてお話したいと思いますが、実は私は最初は簿記が大の苦手でした。

 

簿記2級の工業簿記はほぼ0点でした。

何を言っているのか分かりませんでした。

 

さらに、そのときの工業簿記の先生が苦手だったのです。

その先生が好きか嫌いかで科目の得意・不得意が左右されることがあると思いますが、たまたまそのときの工業簿記の先生が嫌いなタイプだったのです。

 

そのため、あまり真面目に授業を聞かなかったので、それが原因で工業簿記はすごく苦手でした。

 

仕方がないので独学をしていたのですが、やっているうちに楽しくなり始めました。

だから、受け止め方なのです。

 

原価計算の入門をやっていたときには本当に苦痛でした。

しかし、自分で工夫をしてやっているうちに楽しくなってしまいました。

 

私は最初は簿記が苦手でしたし、もっと言うならば、元々会計士になるつもりはなかったですし、税理士も本当はやりたい仕事ではなかったのです。

 

数字も大嫌いでしたし、そもそも私が入学した埼玉大学も受験科目に数学がなかったから受けたのです。

数学はまったく好きではなかったのです。

 

私はもともと英語が好きだったので、通訳や翻訳家になりたかったのですが、それだけで独立できるわけでもないなと、現実を分かりはじめました。

 

私は「一国一城の主」になりたかった、要するに経営者になりたかったので、手っ取り早く経営者になるためには弁護士か会計事務所の所長だと思って、そのときに弁護士よりは合格率が高い税理士を目指そうと思ったのです。

 

しかし、会計士の資格は税理士の資格も兼ねていますし、一発で合格する可能性が高かったので、会計士を選びました。

 

そういった消去法で、費用対効果が高いと思っただけの理由なので、実は好きでなったわけではないのです。

 

そして、実際に簿記をやってみたら全然分からなくて、T字勘定の振替もまったく意味が分からなくて、簿記は大嫌いだったのです。

 

ですから、私の場合は「簡単だと思える分野だと成功する」という為末さんの言葉とは違うのです。

 

「案外簡単」どころか、難しくて全然分からないという状況からスタートしました。

それでも私は会計士になっていますので、スタートの時点で簡単かどうかというのは、私にとっては実はあまり大した問題ではありません。

 

気の持ちようなのです。

やってみた後に面白いと思えるならばやっていいと思うので、最初につまらないと思っても、あとで楽しくなるかもしれません。

 

要は、「『楽しくなろう』と思うか」です。

誰かが与えてくれるから楽しいと思うのではありません。

 

以前もお話していますが、人が与えてくれるから笑うのではなくて、先に笑っちゃいましょう。

 

先に自分の受け止め方を変えましょう。

経理の仕事も、営業の仕事も同じです。

 

降ってきた仕事がつまらないと思うだけじゃなくて、その中にも楽しいと思える何かがあるかもしれません。

 

そこまでやってできなければしようがないですが、私の場合は、最初は楽しいとは全然思えませんでした。

 

でも、結果的に会計士になれたのは、ゲームだと思って取り組んだからだと思います。

途中で戦略を変えたのです。

 

ロールプレイングゲームみたいなものだと思って、ゲームをクリアする感覚で簿記をやってみたら案外楽しかったので、やってみてできるようになると案外楽しいです。

 

だから、気の持ちようです。

最初から「どうせ楽しくないだろう」と思って、自らシャッターを下ろしてしまうから楽しくないのであって、もしかしたら何か楽しみが見つかるかもしれません。

 

1パーセントの楽しみがあれば、次は2パーセント3パーセント……というようになるかもしれません。

 

突破口さえ見つかればなんとかなります。

つまり、絶対とは言いませんが、受け止め方の問題ということもあります。

 

「どんなことでも興味を持てる」という才能を持ちましょう。

興味を持つこと自体が才能なのかもしれません。

 

私は元々会計の勉強をやりたいとは全く思っていませんでしたが、気がついたら会計の仕事をして、簿記を教えています。

だから、何が幸いするかは分かりません。

 

経理の仕事にしても、単に数字の羅列でつまらないと思えばそれまでですが、探したら楽しい部分だって何かあるかもしれません。

 

楽しいと思えたり、興味が持てるように努力することも1つの考え方だと思います。

もちろん、それでもつまらないと思ったら他へ行っても良いと思います。

選択権はあなたにあります。

 

しかし、もしかしたら、簿記の勉強、経理の仕事に本当は自分が気づかなかった新しい魅力があるかもしれません。

 

よかったらその魅力を探してみてください。

私はいつもあなたの成功を心から応援しています。

 

そして今回ご質問をくださった方、本当にありがとうございました。

これからもよろしくお願いします。

ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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