第143回の合格発表の報告が寄せられています【がんばろう独学簿記2級162】

がんばろう日商簿記2級合格、今回は「第143回の合格報告が寄せられています」というテーマでお話したいと思います。

数日前から簿記2級の受講生の方から合格報告をいただいていますが、前回の142回や141回に比べると今回のほうが合格率が高そうな雰囲気です。

今回もそれほど易しくはないのですが、141回と142回の難しい試験で、本来受かる力を持っている人が落ちている状況なので、今回の試験では「強者」が繰り越されて来ています。

前回受かってもおかしくないような実力者が今回受験されているので、143回のレベルであれば合格するかなという感じです。

1年前の標準的な状態から比べると今回の問題は難問の部類に入って、合格率はそれほど上がらなかったかもしれないですが、前回と前々回がかなり難しかったので、前回との比較でいくと取り組みやすい問題だったと思います。

簿記2級のレベルというのは、日本の9割以上を占める中小企業の会計実務のベースとなるような、適度なレベルなのです。

これが一通り分かると、会社の決算に関しては、一部の上場企業がやるような難しい実務以外の内容は網羅しているので、簿記2級をしっかり勉強していれば、一般的な経理の基本的なところはだいたいマスターできて、あとは自力である程度決算が組めるようになります。

簿記3級であっても、個人事業などの小さな規模であれば、確定申告の一歩手前の記帳事務はできます。

実際に、私が札幌のほうで2回、簿記3級の講義をしてすぐに90点以上で合格した方がいましたが、その後に税務署の職員の方から「きちんと決算されていますね」と褒められたと言っていました。

その方は2週間ぐらいしか簿記3級の勉強をしていませんが、それで90点以上で合格しました。

2週間ぐらいの集中学習でも、小さな会社の確定申告に必要な記帳事務はある程度こなせる力がつきます。

簿記2級では工業簿記や原価計算もあるので、かなり知識は広いのです。
だから、自信を持っていただきたいです。
簿記2級は「中級」と言ってもいいと思います。

簿記3級は初級、簿記2級を中級、簿記1級を上級と言ってもいいですので、2級までやればある程度中級的な会計の知識はあると思っていいです。

簿記2級の勉強をされた方は自信を持っていただきたいですし、これから簿記2級を受ける方も、自分がこれからやる勉強はとても意義があることだと思って取り組んでいただければと思います。

これからもまだまだ143回の合格発表が各地でありますが、結果はともかくとして、勉強した内容をこれからどんどんご自身のキャリアに活かしてください。

私はいつもあなたの簿記2級合格を心から応援しております。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
商品に関するご質問・ご相談はこちら