第143回2級の講評と感想【がんばろう独学簿記2級159】

がんばろう日商簿記2級合格、今回のテーマは第143回の簿記2級の講評ということで、私の感想なども含めてお話したいと思います。
簿記2級を受験された方、本当にお疲れさまでした。

今回も見慣れない形式が1個ありましたので、そこにどれぐらいメンタルを引きずられなかったか、パニックを起こさなかったかが大事だと思います。

なぜかというと、今回に関しては、第一問・第三問・第四問・第五問という4つがどれもうまくすれば満点が狙える問題ばかりでした。

第二問もそれほど絶望的ではなくて、柴山式の場合はT字勘定をかなり練習してもらっているので、T字ができる方であれば案外できます。
この形式というのは簿記検定3級や4級ででるものです。

簿記3級の動画でもお話しましたが、日商簿記検定4級で学ぶような内容が結構出ていて、これは割と足元なのです。

仕訳中心の勉強をされている方には厳しい出題内容なので、最近の傾向を考えると、総勘定元帳の記入を本当に意識して勉強したほうがいいと思います。

そもそも簿記というのは本質的に総勘定元帳なので、仕訳というのは入力の日記であって、本当に集計で使うのは総勘定元帳なので、そちらも今後は重視して勉強してくださいという日本商工会議所からのメッセージと受け取ってもいいと思います。

簿記3級だけではなくて簿記2級も勘定記入をそれなりに重視しています。
私は、今後そういった傾向が強くなるのは好ましいと思っています。
だから、今回の出題は厳しいというわけではないと思っています。

それほど悲観することではありませんが、第二問に関しては慣れていない出題形式なので、パニックになる方もいらっしゃるかもしれませんが、前回・前々回の試験を受けている方であればある程度の“耐性”がついていると思うので、平常心で臨めば他の問題で満点を狙えます。

そうすれば、第二問が0点だったとしても、一・三・四・五問で満点を取れば80点を取れるので、合格率の予測をすると、実は前回よりは意外と高いと思っています。

前々回が11パーセント台で、前回が15パーセント前後だったと思いますが、今回はもっと上がると思っていて、もしかしたら18パーセントから20パーセントいくと思っています。

ただ、前回は受かってもおかしくない人が落ちることもあったので、そういう人たちがさらに4か月くらい勉強を重ねてきていますから、おそらく余裕で受かるはずの方が受験していると思います。

もしかしたら20パーセントを超えてくる可能性もあります。
それぐらい前回と前々回は厳しかったです。
特に2015年11月実施の試験は厳しかったです。

あの試験以降、一生懸命トレーニングを積んでいる方たちが今回受験しているので、2015年11月の試験のときの受験生とは修羅場をくぐり抜けた経験値が違います。

今回の受験生は質が高いと思っています。
今回の問題は難しい部分はあっても、意外にメンタルが強くて、一・三・四・五で満点近くを取って、案外80点以上で合格する人も出てくるのではないかと個人的には期待しています。

それぐらい簿記2級の受験生は前回・前々回で鍛えられているのです。
10年前に合格した方が今の問題を見ると驚くかもしれません。
日商簿記検定も回を追う毎に洗練されたり、色々考えています。

でも、今回の問題は総じてそれほど悪問ではないと思っています。
それでは問題の講評です。

第一問は仕訳問題ですが、出題区分の大幅改訂とは言いながら、案外基本的な勉強で対応できると思います。

もちろん、一部新しい区分も入っていますが、それほど驚くようなことはなかったです。
それと、みなさんが苦手にしていた本支店会計の総合問題がなくなったのは大きいです。

それと、特殊商品売買や特殊仕訳帳がなくなったことを考えると、考えようによっては取り組みやすいとも言えます。

来年・再来年になると連結も入ってくるので来年以降は厳しいですが、今年は案外チャンスかもしれません。

そうは言っても簡単ではないので、合格率は15パーセントから20パーセントのあたりが妥当だと思っています。

個人的には18パーセントぐらいだと思っています。
1・2・3・5問は確実に取りたいです。

第4問の利益準備金の積立に関しては計算が必要なのでそれなりに注意が必要ですが、しっかり学習していればそれほど難しくはないと思うので、満点も狙えます。

第一問は20点取れればいいのですが、16点は取りたいです。
第二問は後回しにして、第三問です。

第三問は損益計算書の作成問題で、クレジット売掛金が出ていますが、割と良い入り方をしたと思っていて、それなりに練られた問題だと思います。

その他有価証券評価差額金も出てきますが、今回はP/L作成なので解答に影響はありません。

しかし、次回あたりからは、残高試算表なのか、精算表なのか、貸借対照表で出るのかは分かりませんが、出ると思います。
このあたりはなんだかんだ言って配慮してくれていると思います。

売買目的有価証券とその他有価証券の区分がしっかり身に付いていれば得点できます。
1つ1つの項目は、よく見るとそれほど難しくないので、20点満点中18点が目標です。
最低でも14点ですが、個人的には16点を狙いたい問題です。

第四問と第五問はどちらも過去問に類似問題もありますし、合格のためには満点を取れにいけます。

目標は第四問・第五問合わせて40点満点中36点だと思っています。
そうすると、第一問が16点、第三問も16点、第四問と第五問で36点なので68点です。

第二問は2点取れば受かります。
さすがに第二問が0点ということはないと思います。
第二問はすこし細かく解説しますが、T字勘定をしっかりやれば対応できる問題です。

そもそもこれは日商簿記検定4級でやる話なので、あまりにも基本的すぎて簿記3級・簿記2級ではあまりやらないので忘れてしまうケースなのですが、本来は簿記4級の論点も一部入っています。

一番目が建物勘定で、二番目が建物の減価償却累計額です。
1・2は減価償却の、割り算ではなくて、償却率を使います。
そこだけ引っかけがあるので、問題文の条件をよく見てください。

300あることに気をつけてください。
今までのパターン学習で割り算にしてしまうとまずいです。
償却率を使って、端数が出てきますので、問題文を最後まできちんと読んでください。

今までやったことがなくても、問題文どおりに償却率をかけるというやり方をしておけば、できないことはありません。

それから、ソフトウエアも部分点を狙えますので、点を取れないということはありません。

問題なのは固定資産台帳ですが、これは見たことがなくても、問題の意味を読み取って部分点を取れる可能性はありますが、ここは捨ててもいいです。それから、3番の最後の固定資産除却損の金額も捨てていいです。

そうすると、全部で5つ項目がありますが、配点パターンとしては、私はあまり現実的ではないと思いますが、4点×5問で、5問目の除却損に4点を配点するというふうに見る人もいるかもしれませんが、私の感覚ではここに4点の配点をすることはないと思います。

こういうケースは、最後の難しい問題は1点や2点にして、4点×5問=20点という単純な配点ではなくて、おそらく、建物とか建物減価償却累計額というのは取ってほしい問題なので、ここに5点ずつ配点をして、ソフトウエアも5点、最後の固定資産台帳と除却損を合わせて5点という気がします。

こちらのほうが現実的です。
このとおりにいくとしたら、建物と減価償却累計額を満点取れば10点いけます。
ソフトウエアまで満点狙えますので、15点です。

ただ、15点は現実的ではないので、最低6点で、現実的には10点かなと思っています。
建物も減価償却累計額も場合によっては落とすこともあると思うので、建物をしっかり取って、減価償却累計額またはソフトウエアで2・3点取って、合わせて6点から8点を取りたいです。

そうすると、第一問が16点、第二問が6点、第三問が16点、第四問と第五問合わせて最低32点を取って70点に到達するのがモデルです。
第二問以外は8割の得点を目指しましょう。

第二問以外で64点を取って、第二問で6点を取ります。
第二問は諦めないで埋めれば点数は取れると思います。

摘要欄に配点をくれるということもあり得ますので、諦めて白紙にしないで、がんばって埋めればそれなりに点数を取れると思うので、がんばっていただきたいと思います。

第二問以外は基本的な問題をベースにしているので、8割か場合によっては9割を取れるようにがんばってください。

これまでの努力が反映しやすい、まあまあ良い問題だと思います。
簡単ではありませんが、それなりに努力が反映される、許容範囲の問題かなと思っています。

次回も、このような努力が反映される出題をしていただければと思っています。
上手くいった方も、いかなかった方も、今回の受験を良い経験値として、次回以降さらに簿記2級を深掘りしてもいいですし、簿記1級を目指してもいいです。

これからも簿記の勉強を続けてください。
今日は本当にお疲れさまでした。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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