第143回、ベストを尽くしましょう!【がんばろう!日商簿記1級合格510】

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「143回、ベストを尽くしてがんばろう」というテーマお話をしたいと思います。

今日は2016年の6月11日です。
明日は第143回の本試験があります。
ぜひ頑張ってください。

先ほど、簿記3級と簿記2級の前日の過ごし方と当時の注意点についてお話をしましたが、最後は簿記1級です。
簿記1級は最も難易度が高いのでぜひ頑張っていただきたいのです。

143回は出題区分の改定がありましたが、この影響を最も受けるのは簿記2級の商業簿記なので、簿記1級の勉強をされる方はそれほど気にしなくてもいいです。
それよりも基礎力です。

柴山式ならば例題をしっかりと全部できるようにして、過去問10回分以上を何回転もして本試験独特の言い回しに慣れることです。

これをしっかりやっていただくことで7割以上取れる力というのは、過去の受験生でもついていますし、高校生でも合格者を複数出していますので、マイペースで頑張っていただきたいと思います。

あとは、できることをやってください。
できないことをやろうとしても仕方がないので、まずは時間配分を守って頑張りましょう。

時間配分は商業簿記が60分ぐらいで、会計学が30分です。
商業簿記に60分以上かけてしまうと時間がなくなってしまうので、最大60分、できれば55分ぐらいで終わらせてください。

会計の理論問題はあまり考えすぎないようにして、半分ぐらい取れればいいという気持ちでやってください。

例題の延長であることも多いので、そういったものはしっかり取ってください。
イージーミスをせず、基本的な論点を見極めるということです。

商業簿記の問題に関しても、問題の文章が長いと圧倒されますが、資料を1個1個線を引いて区切ってみると、それほど大したことは言っていない問題もあります。

場合によっては簿記2級や簿記3級レベルの知識でも解けるような問題もありますので、そういった基本的なテーマは絶対に落とさないようにしてください。

商業簿記・会計学の目標は30点以上です。
工業簿記・原価計算の目標は40点です。
これで70点を取るというのが1つのプランです。

これはケースバイケースで、商業簿記・会計学の難易度が低ければ35点以上、工業簿記・原価計算が35点で合計70点ということもあります。

柴山式の受験生は工業簿記が得意な方が多くて、取れるときには満点近く取っていますので、頑張りましょう。

商業簿記はとにかくイージーミスをしないことです。
新しい問題の出し方をしても気にしないことです。
よく考えて、自分が分かる範囲でやればいいです。

そのために過去問をたくさんやっているわけですから。
自分がやってきたことを信じましょう。

前日には5時間ぐらい勉強するかもしれませんが、その時に一度シミュレーションをしましょう。

過去問でも何でもいいので、自分が比較的良いイメージを持っている問題で、商業簿記を60分以内、会計学を30分以内という時間配分を守って解いてください。

工業簿記・原価計算についても、過去問で比較的取り組みやすかったもので構わないので、問題を見て、難易度に応じてプラスマイナス5分ぐらいの時間配分を調整してください。

工業簿記・原価計算は45分前後に分けて解く練習をして、良いイメージで本番に臨んでください。
本試験の当日は、30分以上早く現地に着いて、余裕を持ってください。

本試験では、特に簿記1級は2割ぐらい見たことのない言い方をする場合がありますが、気にしないでください。
30点までは落とせます。

あとは足切りさえ気をつければ大丈夫です。
しかし、足切りというのは、きちんと勉強していればそう滅多にありません。

きちんと勉強していれば各科目10点以上は取れますから、出題者を信頼しましょう。
まずはイージーミスをしないことです。

分からない問題が出ても気にせずに、落ち着いて読んでも分からなければ先に行ってください。
できない問題は後回しにしてください。

最後に5分ぐらい時間を余らせるようにして、その時間で解いて構いません。
できるところから取り組んで、どんどん解答用紙を埋めてください。
あとは運を天に任せて、今までやってきたこと全てを出し切りましょう。

本番でどうしてもあがってしまたり、パニックになりそうになったら、1分ぐらい時間を取っても構いませんから、目を閉じて深呼吸を4・5回してください。
心を落ち着けてから、先に進んでください。

どうせなるようにしかならないのですから、焦ってもしようがないです。
泣いても笑ってもあと1日ですので、悔いのないように、でも落ち着いてやりましょう。

私はいつもあなたの簿記1級合格を心から応援しています。
ここまでご覧いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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