日揮が社債売却益で101億円の特別利益

日揮が11日に発表した2015年9月末における、第2四半期連結業績は、純利益が前年同期比で25%増の319億円となりました。

第2四半期における6ヶ月累計の業績としては、過去最高だそうです。

以下、売上高から順に利益を見ていきます。

カッコ内は、前年同期比です。

売上高436,199百万円(8.8%増)
営業利益27,483百万円(11.4%減)
経常利益29,149百万円(17.5%減)
純利益31,916百万円(25.5%増

以上を見ると、売上高は8.8%増加していますが、じつは営業利益と経常利益が10%以上減っています。

新聞報道によると、経費の計上の方法を変更したことも影響しているように受け取れますが、それにしても、本業での利益率が大きく下がっているのは心配ですね。

そして、最終利益がなぜか25.5%も大幅増益。

その理由は、以前に完成した工事代金として受け取っていた社債の売却益101億円を特別利益として計上したことが理由であると報じられています。

これに関して、日揮では、「保有社債売却による特別利益の計上に関するお知らせ」という表題で、10月13日にニュースリリースを出しています。

※関連サイト
http://www.jgc.com/jp/ViewPdf/financialSummary/863

インドネシア向けに平成18年に完成した工事代金に相当する得意先発行の社債を受け取ったが、それに対する貸倒れが懸念されるため、当期以前
多額の貸倒引当金を設定し、それに応じた費用を過去に計上しています。

それが、今回、たまたまというか、運良く売却できたため、当時設定していた貸倒引当金の損失を当期に特別利益として戻し入れた、というのが実情のようです。

つまり、過去に諦めていた売上債権を運良く100億円ちょっと回収できたので、その分当期の利益が増えました、というお話です。

だから、損益計算書を見ると、「貸倒引当金戻入額」という名称で、特別利益に10,195百万円が計上されていたわけです。

思ったほどポジティブではなかったですね~。

以上、日揮の特別利益に関するお話でした。

(日経15*11*12*19)

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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