東亜建設工業、上方修正で純利益が前期比2.4倍

東亜建設工業は1日に、2015年3月期の連結業績を情報修正し、従来予想を8億円上回る20億円の純利益を計上する見込みと発表しました。

※東亜建設工業の関連サイト
→ http://www.toa-const.co.jp/ir/

国内の海洋土木工事などが好調で、売上高が予想よりも増えたようです。

なお、海外での一部工事の採算悪化があったようですが、売上増などでその影響を吸収できたとのことです。

ここでワンポイント会計知識です。

工事契約で採算が悪化した場合、その見込み損失を「工事損失引当金」という科目名でバランスシートの負債の部に計上することがあります。

******バランスシート
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
(資産)*****|(負債)
*********|**:
*********|工事損失引当金×××
*********|**:*****↑
*********|(純資産)***↑
*********|**:*****↑
*********|利益剰余金 △×××
*********|**:

このように、バランスシートの利益剰余金をマイナスして、その分、負債の部の工事損失引当金の金額を増やします。

このときに、損益計算書では費用として、工事損失引当金の繰入額が計上されます。

それにより、当期純利益も減少します。
ご参考までに、東亜建設工業の工事損失引当金残高を2013年12月末と2014年12月末で比較すると、次のようになります。

2013年12月末の工事損失引当金・・・4,796百万円
2014年12月末の工事損失引当金・・・6,317百万円

1,521百万円も費用が増加していますね。

この分は、おそらく損益計算書の利益の減少要因となっていることと思います。

こういった費用の増加分を吸収して、なお業績を情報修正するわけですから、かなりがんばったようですね。

以上、工事契約に係る引当金に関するお話でした。

(日経15*5*2*15)

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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