想定外のことにも、あわてない!【前を向いて歩こう325】



はい、皆さんこんにちは。
前を向いて歩こう、今回は「想定外のことがあっても焦らない」このようなテーマでお話をしてみたいと思います。

ついこの間11月16日に第138回日商簿記検定がありました。
これはちょっとした嬉しい話なのですが、既に試験が終わって1週間ちょっと経ったところで、早いところはもう合格発表があるみたいた。
既に簿記3級と簿記2級の嬉しい合格の報告がありました。
なので、合格体験記がこれである程度出せるというところです。

これからもまた合格発表が続々とあると思うので、簿記3級簿記2級の合格者はまずは年内にでもちょこちょことご報告頂ければな、と思います。
日商簿記検定1級に関しては年明けなので、1月かなと思っていますがぜひ楽しみになさって下さい。

そして日商簿記検定の話でいきますと、この間の簿記3級はそれなりにオーソドックスだったと私は思うのですが、簿記2級の第二問とか、簿記1級ならば会計学の第二問の連結包括利益といった少し想定外の問題が出て焦った人がいたみたいです。
簿記2級に関しては第二問が株主資本等変動計算書と。

これは今まで恐らくなかったような形だったので少し驚いたかなと思います。
という形で、簿記2級と簿記1級に関しては想定外の出題があったので、恐らく普段心の準備を中々出来ていない方、あるいは試験慣れしていない方は本番で「おっ」と思ってビビって、冷静さを失ってしまって他の出来る問題を落としてしまって、少し残念な結果というケースがどうもありそうです。

特に簿記1級の会計学の第二問で、連結包括利益という数字の計算が出た瞬間に頭が真っ白で、本当はその隣の項目だけ、単語を書けば点が取れる所もあったはずなのにそこも全部白紙で戦意喪失してしまう。
これが怖いです。
実力とは違う部分です。

これは知っているか知っていないとか、テクニックの問題ではなくて心の問題です。
なので、実はよく見てみると自分の心の持ちようで上手くいったはずの事が過去にいっぱいあるはずなのです。
そこで冷静さを失ってパニックになってしまった、興奮してしまった、少し落ち込んでしまった、その精神状態から冷静であれば出来るはずのところが出来なかった。
それで実はチャンスを失った、あるいは失敗をしたという事がいっぱいあると思います。
ということは、大事なことはまずは心の在りようです。

これは、想定外というのはその一瞬だけ来るのですが、何故想定外のことで怒ったり落ち込んだり焦ったりするかと言うと、普段の日常なのです。
普段の心がけです。
普段から、「明日予想外の事が起こっても大丈夫だぞ」と心の準備をしておく。
あるいは普段から、「こういう事が起きたらどうしようかな」と考えておく。
準備をしておくことが一番いいのです。
なので、普段から色々な事を考えれば良い。

例えば「近所で火事があったらどうしようか」とかは少し極端ですが、あるいは「地震が起きたらどうしようか」とか。
備えあれば憂いなしです。
試験勉強も、特に簿記1級になると知らない問題が必ず出ると思って良いです。
「知らない問題が出る」という心の備えを毎日していないから、本番で焦るわけです。
これは私普段から言っているのですけれど、「修行は実践の如く、実践は稽古の如く」。
普段の修行とか稽古を練習と思って練習するから駄目なのです。
本番と思って、「もしここで想定外のことがあったらこう切り替えそう」と普段から日々トレーニングしていれば本番で慌てません。
普段の備えが甘いというだけです。

従って、想定外のことがあって慌てる人というのは、普段の過ごし方が見て取れる訳です。
なので、あなたも私も普段から想定外のことがあっても、どっしり構えてまずは一呼吸置いて、「出来る所は無いかな?」試験なら「部分点が取れる所はないかな?」という風に必ず突破口を探しましょう。
慌てず騒がず突破口を探す。
その時にどっしり構えていれば、周りもあなたを信頼します。
安心感を与えましょう。
想定外でも慌てない、これは普段の心構えです。
試験でも仕事でも人間関係でもそう。
いざという時にあたふたする人を周りは信用してくれません。
ぜひどっしりと構えて普段から心の持ちようを落ち着かせましょう。
想定外に備えて鍛錬しましょう。

私はいつもあなたの成功、発展を心から応援しています。
ここまでご覧頂きまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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