リーダーシップとマネジメントを使い分けよう!【前を向いて歩こう175】

前を向いて歩こう、今回は「リーダーシップとマネジメントの使い分け」というテーマでお話をしたいと思います。

今週1週間は人と会うことが多くて、特にコーチング系の研修がほぼ毎日ありました。
そこで、今回はマネジメントや管理術に関するお話をしたいと思います。

私は顧問先企業のマネージャークラスの方と会う機会があります。
そして、コーチングの指導研修などをさせていただいていますが、1つ気づくことがあります。

マネージャークラスというと、一般的な役職では主任から上です。
課長あたりがマネージャーです。

部長になると利益責任を負ったりして、マネージャーでありながらもリーダーシップが必要になってきます。

役員というのはほぼ確実にリーダーシップが必要になります。
これは大企業の場合ですが、中小企業や零細企業の社長はリーダーシップとマネジメント能力の両方を発揮する必要があります。

私が公認会計士として20年以上にわたっていろんな会社の経営者やマネージャーとお付き合いさせていただくなかで、成功者、失敗者、いろいろな方がいました。

そのなかで私なりに考えていることや、簿記会計の教育の指導現場でいろいろな生徒さんと接しているなかで感じていることですが、多くのマネージャーの方というのは、今自分がやっていることがリーダーシップの局面なのかマネジメントの局面なのかが混同してわからなくなっていることがあるようです。

今週も何度か企業研修をやっていてわかったのが、「リーダーシップとは何か?マネージメントとは何か?」ということを聞かれたときに、自分なりの言葉で答えられるかどうかを、この機会にマスターしていただくといいと思います。

あなたにとって「リーダーシップ」とは何でしょうか?
あなたにとって「マネージメント」とは何でしょうか?
ということで、今回は1つのヒントをお話したいと思います。

リーダーとマネージャーは根本的に違うところがあります。
リーダーは、簡単に言うと、意思決定会計なのです。

簿記2級レベルでいうなら、直接原価計算や予算管理、あるいは簿記1級でいうならば意思決定会計です。
将来の組織の変革を促します。

しかし、マネージャーというのは、簿記2級の工業簿記でいうと標準原価計算です。
今の標準値があって、標準と実績の差を分析して、どうしたらもっとよくなるかを考えます。

一言で言うと、リーダーシップは未来へ向かっての指導です。
今の体制を変えること、変革を視野に入れたものがリーダーの活動です。

「トイレを和式から洋式に変える」というのもある意味で体制が変わります。
それは稟議が必要です。
予算が必要で、ある程度状況が変わります。

職場の環境改善のためにトイレを和式から洋式に変えるというというのも状況が変わります。

あるいは、「タイムカードを使いましょう」「出勤管理をパソコンで行いましょう」「社内の連絡体制を構築しましょう」などということです。

それは、今のいろいろな仕事の流れの体制を変えるので、これはリーダーシップの話になります。
それによって大きく組織が変わる可能性があります。

あるいは、パソコンのバージョンを変えるという場合も、マネジメントではなくリーダーシップの話です。
つまり、今の前提を変えるということです。

WindowsXPでやっていたものをWindows8に変えることも、小さいですが変革です。
これは課長の権限では変えられず、部長などに要望しないと変えられません。

基本的に、自分の権限で変えられないものを変えることが、変革です。
だから、リーダーというのは自分の権限以上のことをやらなければいけません。

今の体制に不満があるから変革をするとき、それを導くのがリーダーです。
しかし、マネージャーは違います。
マネジメントというのは、今の体制は変えずに部下や資源を活かすのです。

マネジメントには「どうにかこうにかやり繰りする」という意味があるので、不満があろうがなかろうが、現状を変えないのです。
したがって、マネージャーがまずやることは、体制を変えることではありません。

たとえば、部下が「今の会社のやり方はおかしいですよ」と言ったときに、「わかった、部長にかけあってみるよ」というのは、やってもいいですけど、これは本来マネージャーの仕事ではありません。
かけあうのはあくまで付随的です。

「君の不満はわかった。じゃあ、今のその状況は、もし変えられないとするならば、今の状況のなかで君のモチベーションが上がる、自分たちでできるモチベーションアップのマネジメントを考えませんか」となります。

上司の決裁を待つのではないのです。
これがマネージャーの役割です。

このときに「よし、わかった。俺が部長に言ってやる」というのはマネージャーの仕事ではありません。
それは、あとで、裏でやればいいのです。

「今はその体制を変えられないから、そのなかで、僕らでやり繰りできることを一緒に考えよう」というのがマネージャーなのです。

だから、今の体制を変えようとした瞬間に、あなたはマネージャーではなくてリーダーになってしまっているのです。

しかし、リーダーとしての給料はもらっていないので、プラスアルファのサービスなのです。

やっても構いませんし、リーダーに進むためにそれは必要かもしれませんが、今もらっている給料の8割から9割は、理不尽かもしれないけれど、今の与えられたという所与として、それを前提として部下や資源の力をもっと引き出すということです。

したがって、マネージャーというのは現状の体制を変えようとしません。
現状の体制を変える前に、今の状況の資源をもっと有効活用するのです。

力を引き出すのがマネージャーであって、今の体制を根本から変えるのがリーダーです。
この違いをぜひ考えてみてください。

今、あなたがやっている仕事はリーダーシップですか?マネジメントですか?
多くのマネージャーにとって、リーダーシップは二の次です。
まずはマネジメントをしてください。

誤解を恐れずに言うならば、リーダーシップも大事だけれども、まず、あなたがもらっている給料は今の体制を変えることではなくて、体制の下でやるべきことをやるのです。
そもそも、その体制を選んで入ったのはあなたです。

後になって「しまった」と思うことはありますが、それはしようがないです。
世の中はどの会社もみんなそうです。

だから、体制を変えるのもいいですが、そればかりに意識がいってしまうと不満ばかりが増えます。

これはすごく大事なところなのでコーチングでよくお話するのですが、ご自身にマネージャーとしての立場があるならば、マネジメントというのは現状のなかでなんとかすることだと考えてください。

今回の話がご参考になれば幸いです。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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