批判をフィードバックと捉えてみよう【前を向いて歩こう169】

前を向いて歩こう、今回は「批判をフィードバックと捉える」というテーマでお話をしたいと思います。

批判というのは、誰かを責めるという、感情を伴う行為になります。
自分が批判受けたと考えると、「あ、この人は自分を悪いと言っている」というように、自分のプライドを傷つけられたように、感情を伴ってしまいます。

それはもしかしたら的確な指摘かもしれないですし、自分にとってその指摘を受け入れて行動を変化させれば、もっと高いレベルにステップアップができるチャンスだったかもしれません。

しかし、プライドがそれを邪魔するケースが多いのです。
また、何かを人に注意するときには、「フィードバック」という考え方があまり浸透していないので、どうしても責める言い方になってしまいます。

これは仕方がありません。
今は世間的なコミュニケーションのなかで、どうしても批判的な言い方になってしまうケースがあります。

それを言われたときに、それを批判と言われてしまったら並み以下の状況になってしまいます。
せいぜい平均的な業績、平均的な成果で終わってしまいます。

問題はそこなのです。
上に行ける人というのは、たとえ批判的な口調であっても批判と捉えず、「フィードバック」と捉えます。

批判というのは、「相手をやっつけてやろう」というような部分も多少出てくるので、相手に何かをぶつけて、相手が困ったのを見てスッキリするような、ちょっと意地悪な感情を伴うこともたまにはあります。

あるいは、そういうつもりはなくても、自分が相手を指摘して相手が受け入れることでスッキリすることもあるでしょう。

それは自分がスッキリするというもので、批判というのはそういう部分も若干あるのです。
批判とフィードバックの大きな違いの1つは感情を伴うかどうかです。
フィードバックの基本的な考え方は、その事実を相手に伝えるというだけなのです。

たとえば、エアコンなどの家電があって、一定の温度になったらそれが止まるという場合、「温度が一定の温度になりました」という事実を、何かの装置でフィードバックを受けます。

そうすると、本体がそのシグナルを受けて止まります。
それから、家の玄関前で人がその前を通ると自動的につくライトがありますが、あれは別に感知装置があって、本体にフィードバックしているのです。

前を何か動く物体が通ると、「物体が通った」という事実を本体に感知装置がフィードバックして、そしてライトがつくのです。

つまり、何らかの事実のシグナルを受けて行動を変えるのです。
行動を変えるための事実のシグナルを与えることがフィードバックになります。

フィードバックというのは、元々、生物用語みたいなものです。
事実が還っていくということです。
とすると、事実を還すというのは、一歩間違えると批判になります。

しかし、批判から感情面を取り除けば、単にそれは今の自分が何らかの問題や矛盾を抱えているということの、第三者からの事実のフィードバックなのです。

たとえば、私は話が乗ってくると、話をしながら他のことがどんどん思い浮かぶので、話が取っ散らかって、早口でだんだん聞き取れなくなる状況になるのが自分でもわかっています。

最初は気をつけていても、乗ってくると無意識のうちに話が速くなって、論旨がまとまらなくなることもあります。

それを端から見ていて「柴山さん、今、乗ってきているのはわかるけど、話があちこち飛んでいます。元々の話に戻りませんか」というのはフィードバックです。

これが、同じ事実を伝えているけれど、「柴山さん、何言っているかわからない」って言われた瞬間にカチンと来ますよね。

そのときに、私も、特に若い頃は批判されると思うと「俺を責めているの?」というように思って、ムカッとくるわけです。
それは誰でもありますよね。

自分が間違った行動をしたということを伝えられたこと自体が不愉快なのです。
しかし、一歩高い位置に自分を置いて、批判をフィードバックと考えるのです。
感情部分を除くのです。

感情を伴ったり、相手をやっつけてやるっていう、そういった気持ちが入ってしまうと、それは批判になります。

実は、コーチングの世界では感情を除くことが大事なのです。
もちろん、感情的な繋がりも大事ですけど、フィードバックは極力感情を排したほうがいいのです。

単に「今のあなたの話し方はちょっと速くて、普通の人はなかなか聞き取れないと感じました」というように言うのです。
「私はこう感じた」というのを「アイメッセージ」というのです。

あるいは、「今のあなたの態度は、上から目線のように捉えられる危険性があります」などというように「今、あなたはこういう状況のように見えます」と言うのが「ユーメッセージ」です。

アイメッセージであってもユーメッセージであっても、今感じたことを事実として伝えます。

これを受け止めることによって「自分は今こういったズレを生じているのだな」ということに気づいて、行動を変化させます。
これがフィードバックの大きな効果です。

ただし、コーチングというのは残念ながら義務教育などでは習っていません。
学校の先生も「ほら!おまえ、何やっているのだ!」みたいになってしまいます。

少しおかしいですが、「今、あなたは眠そうに見えます」というように淡々と言うような練習をすればいいのですが、学校ではそうもいかないと思います。

叱責、批判、意見、考え、評価のようになって、感情を伴ってしまうことが多いのです。
それらが入ってしまうと、どうしても受け取る側は「ウッ」って思ってしまうのです。

極力、感情を除いて、「今いただいた事実は自分の行動を変化させる、ありがたい指摘なのだ」と思えばいいのです。

そうすると、先ほど申し上げたエアコンやライトの例のように、何かの変化に気づいて、その変化の事実を受け取って、行動を変化させて、よりよい状態に持っていくのです。

フィードバックという考え方を使ってみてください。
言い方はどうしても批判めいたものになってしまうと思います。

聞いたら一瞬「ウッ」と思ってしまってもいいので、一拍おいて、「今は感情を横に置いておこう」と考えて、「今もらった言葉のフィードバック部分は何か」ということを常に考えてみてください。

そうすると、「今、自分にはこういった傾向があるのだな」「こういった間違いを犯しやすい」ということに気づいたら、それを毎日一つずつコツコツ自分の行動を変化する方向に繋げれば前向きです。

相手の批判をフィードバックと考えるというのは、あなたのスキルアップやレベルアップに繋がると思いますので、やってみてください。
批判の部分の感情を横に置く練習です。

逆に、相手が批判と受け止めたら嫌な気分になると思うので、批判ではなくて「フィードバックしてもいいですか」「今、気づいたことを伝えていいですか」という形で、極力感情を除外して話してみてください。

ただ、相手は感情を入れて言うことが多いと思うので、その場合は感情の部分を除いて、フィードバックの部分だけをありがたく頂戴して行動を変えましょう。

行動を変えることが一番のあなたのスキルアップの秘訣です。
ぜひ、試してみてください。

もしかしたら、何か大きな変化があるかもしれません。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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