ゴールから逆算しよう!(短期速習編)

がんばろう日商簿記1級合格、今回は「ゴールから逆算する(短期集中編)」というテーマでお話をしたいと思います。

次回の日商簿記検定1級は2013年11月中旬に第135回の試験が行われます。
2月は簿記3級・簿記2級のみの試験となるので、135回の後は2014年の6月上旬になります。

当面のターゲットになるのは2013年11月中旬の135回、または2014年6月上旬となります。

現在、柴山式の簿記1級講座で2種類のターゲットを持っている受講生がいます。
1つ目が直近の2013年11月合格を目標にしていて、ゆったり勉強するロングコースで来年の合格を目標にしている方も一生懸命勉強されています。

今から来年を目標にする場合は1年近くあるので、1日1時間か2時間のペースでコツコツ勉強できるため、ご自身の生活リズムを守りながら合格を目指すことができます。

1年程度かけるならば、1時間半程度の勉強でも合格レベルにいく可能性は充分あります。
2時間以上の勉強というのは大変になる場合もあるので、平日は1時間でも土曜日に3時間ぐらいやるという形で、週に10時間弱ぐらい勉強します。

1日1.5時間を7日行うというイメージです。
土曜日に3時間程度やってしまえば10時間弱はいきますので、年間で400時間から500時間という、かなり簿記1級合格が目指せるレベルになります。

仕事のある日は勉強のために時間を割く苦労をしなくても済みます。
これは柴山式簿記1級のロングコースでの話です。

その一方で、「私は短期決戦で、集中してやりたい」という方は、1日平均2時間から3時間の勉強をしてください。
だいたい3時間ぐらいであれば、半年ならば頑張れます。

今からならば4か月なので、その程度ならば頑張れるという方もいらっしゃると思います。
柴山式で勉強されている方は仕事をしながら1日4時間まで勉強できています。

その方は会計事務所に勤めていて決算期で忙しい状況なのに、週に20時間から25時間ぐらいの勉強ができているので、仕事をしながら勉強する場合は1日3時間半ぐらいまでは何とかなっています。

1日3時間は少々きついですが、4か月ならば何とかなるという感じです。
1日1時間から1時間半で1年程度かけて勉強をする方もいますし、1日2時間半から3時間程度を頑張って半年ぐらい続けるという方もいらっしゃいます。

今回ご紹介するのは、7月中旬から11月中旬までの4か月で一気に短期学習を行って簿記1級レベルに引き上げようとする場合の、ゴールから逆算する勉強法です。

次回は10か月程度で簿記1級をじっくり勉強するスケジュールの立て方をお話しますが、今回は短期決戦型のスケジュールの立て方をお話します。

あまりのんびりしていられないという方もいらっしゃると思うので、そういった方はこのパターンになります。
柴山式の場合は最低300時間の勉強をおすすめしています。

4か月程度で300時間ということなので、1か月あたり75時間程度になります。
1日平均で2時間半から3時間程度だと思います。

ゴールは2013年11月中旬ですが、3パターンに分かれます。
まずは「インプット期」で、講義を見てアウトラインを理解します。
3割もわかれば大丈夫ですので、これを1か月程度かけて行います。

そして「個別メイン」ですが、これは柴山式でいうならば例題を徹底練習する期間です。
これには1か月ぐらい必要だと思います。

インプットと並行して例題をやってほしいのですが、インプットの授業の視聴と例題で前半2か月である程度めどをつけます。

ただ、例題は2か月でぜんぶできるわけではないので、例題は最後までやり続けます。
総合問題が8割になるのが後半の2か月です。

後半2か月は例題が2割程度に変わりますが、短期速習の場合、例題は最後までやります。
そのときに、前半部分の2か月は個別(例題)が8割以上で、徹底的にやります。

これでもまだ半分以上はAランクには到達しませんので、どうしても後半2か月でも例題をやる必要が出てきます。

そのときの総合問題と例題の比率は8:2か7:3です。
やはり総合問題は2か月あったほうがいいです。

総合問題をやる期間が1か月半しかないというのはかなりリスクがあるので、1か月半になりそうな場合は仕事を早めに切り上げて、1日2時間か3時間ずつは総合問題をやらないとまずいです。

後半2か月間は1日3時間勉強するとしたら、そのうちの2時間から2時間半は総合問題で、例題は1時間から30分は確実に行ってください。

個別問題は4か月のうち3か月は必ず行いますが、前半は例題がメインで、後半は例題は2割か3割程度に留めて、多くは総合問題に費やします。

私の指導経験上は、一生懸命頑張れば直前の4か月で360時間ぐらい勉強することが可能です。

4か月で360時間ということは、1か月あたり90時間です。
つまり、1日あたり3時間はいけますので、90時間を4か月行うことで360時間はいけます。

360時間までいくと300時間よりは60時間多いので、総合問題や例題の完成度がかなり高まります。
そこまでいくと合格率がより上がります。

1か月あたり75時間から90時間、1日あたり2時間半から3時間を目標にしてください。
たった4か月ですので、この間に短期集中でやってみるという方法もあります。

このように、ゴールから逆算します。
ゴールは11月中旬で今は7月中旬で、期間は4か月です。

ゴールから逆算すると、直前2か月は総合問題がメインで、勉強時間の7割から8割は過去問や、柴山式ならば6個の総合問題をできるだけ完璧にしてください。

過去問は最低でも5回分から6回分、できれば8回分以上は完璧にしたいです。
柴山式では、5回分の過去問を2・3回やって、ある程度習熟して合格した方もいらっしゃいますので、最低5回分を2回転以上行ってください。

できれば8回分を3回転するのが目標ですが、そのあたりはみなさんの状況に応じて設定してください。

とにかく、直前2か月は総合問題がメインで、前半の2か月はインプットと例題がメインになります。

このように、逆算して考えて勉強してみてください。
これが短期集中型の勉強です。

したがって、今からコンスタントに1日3時間程度を勉強して、月に75時間から90時間を4か月行ってください。

11月まで勉強したら、あとは休んでもいいと思いますので、短期集中で「速習で受かってみたい」という方は、ぜひ、今から、急いでスケジュールを立てて頑張ってみてください。
思い立ったが吉日です。

必ずチャンスはありますので、頑張りましょう。
ここまでご視聴いただきまして誠にありがとうございました。

柴山式簿記講座受講生 合格者インタビュー
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