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固定資産の期中売却

会社が固定資産を売却するのは、期の途中の場合が多いです。
とするならば、期首から、売却時までの使用期間に見合った価値減少分を
月割りで見積もり計算し、「(借方)減価償却費」として、計上する必要が
出てくるわけです。


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【CONTENTS】

 ○ 固定資産の期中売却


(※図が見にくい方は、等幅フォントまたはMSゴシックでご覧下さい) 
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 ○ 固定資産の期中売却


 間接法で減価償却の仕訳を行っている場合、売却の仕訳は次のようになります。


(1)売却の仕訳(期首または期末に売却;売却益)
===============================

(借)現金(未収金) ××× (貸)備 品 な ど ×××
   減価償却累計額 期首残高   固定資産売却益 ××× 

===============================


(2)売却の仕訳(期首または期末に売却;売却損)
===============================

(借)現金(未収金) ××× (貸)備 品 な ど ×××
   減価償却累計額 期首残高 
   固定資産売却損 ××× 

===============================


 ここで、現実の企業活動を考えてみましょう。

 実際には、会社が固定資産を売却するのは、期の途中の場合が多いです。


 とするならば、期首から、売却時までの使用期間に見合った価値減少分を

月割りで見積もり計算し、「(借方)減価償却費」として、計上する必要が

出てくるわけです。


(3)期中売却の仕訳(売却益)
===============================

(借)現金(未収金) ××× (貸)備 品 な ど ×××
   減価償却累計額 期首残高   固定資産売却益 ××× 
   減 価 償 却 費 (当期分)

===============================

(4)期中売却の仕訳(売却損)
===============================

(借)現金(未収金) ××× (貸)備 品 な ど ×××
   減価償却累計額 期首残高 
   減 価 償 却 費 (当期分)
   固定資産売却損 ××× 

===============================


                
 ◆ 練習問題


 次の取引を、仕訳・転記しましょう。


 C社の、前期末(3/31)の備品勘定残高は、6000万円である。

 また、減価償却累計額勘定の残高は、3600万円である。

 この備品を、当期の途中(7/31)に、1000万円で売却し、

当座預金に入金した。

 なお、当該備品の減価償却方法は、耐用年数6年、残存価額:取得原価

の10%、定額法である。


【解答用紙】単位:万円

 <仕訳帳>
   ――――――――――――――――――――――――――――――

   (借)            (貸)      


   ――――――――――――――――――――――――――――――


<総勘定元帳の一部>
  ――――――――――――――――――――――――――――――――


  +     当座預金     −  
  ―――――――――――――――  
  7/31     |                          
         |                


  +     備 品    −      
  ―――――――――――――――    
 ・前提 6000|7/31                         
 ・        |                
 ・・・・・・・・・

     
  +   減価償却累計額   −  
  ―――――――――――――――  
  7/31     |   3600・              
         |       ・  
         ・・・・・・・・・

  +    減価償却費    −  
  ―――――――――――――――  
  7/31     |                     
         |               

  +   固定資産売却損   −  
  ―――――――――――――――  
  7/31     |                     
         |               

 ―――――――――――――――――――――――――――――――――

【模範解答】単位:万円

 <仕訳帳>
   ――――――――――――――――――――――――――――――

   (借)当 座 預 金 1000(貸)備     品 6000
      減価償却累計額 3600
      減 価 償 却 費  300
      固定資産売却損 1100      

   ――――――――――――――――――――――――――――――
   ※ 当期首から、売却時までの減価償却費300の計算式
      → (6000−600)÷6年×(4/12)ヵ月
   ※ 固定資産売却損 差額で求める。
   

<総勘定元帳の一部>
  ――――――――――――――――――――――――――――――――

  +     当座預金     −  
  ―――――――――――――――  
  7/31 1000|                          
         |                


  +     備 品    −      
  ―――――――――――――――    
 ・前提 6000|7/31 6000                        
 ・        |                
 ・・・・・・・・・

     
  +   減価償却累計額   −  
  ―――――――――――――――  
  7/31 3600|   3600・              
         |       ・  
         ・・・・・・・・・

  +    減価償却費    −  
  ―――――――――――――――  
  7/31  300|                     
         |               

  +   固定資産売却損   −  
  ―――――――――――――――  
  7/31 1100|                     
         |               


 ―――――――――――――――――――――――――――――――――






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